マネーマーケット(金利)

2009年7月23日 (木)

豪金利上げ、ユーロ金利低下ですか、津田さん、水谷さん

「豪金利上げ、ユーロ金利低下ですか、津田さん、水谷さん」

シドニーの津田さんによれば金利フュチャーでは豪の金利は向こう1年で0.75%上昇を織り込んでいるという。

水谷さんによればドルとユーロの金利差が縮小しているということだ。米金利のほうが最近指標の弱いユーロ金利を逆転する可能性もあるということ。

出口政策が示唆されているので今後も金利や金利敏感指標に注目したい。

でもいったいどの国が一番最初に利上げするのでしょう。金利先物でも手を出しますかCFDで。

 あるいはロンドンのブックメイカーは賭けをやっていないだろうか。

理論的には南アが3-6%にインフレターゲットにもかかわらずCPIが8%なので利上げ一番候補だが、労組はインフレターゲットを廃止して利下げをしろと要求している。

この前も利下げをしなかった中銀に不満でストに突入した。中銀総裁も怖くなって11月に退任する(いや理由は定かではないが)。

 南アは労組が強くすぐストやデモとなる。でもスト権が認められているのはアパルトヘイト時代から見れば夢のようだ。

野村雅道と楽しい投資仲間達おすすめFX会社

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 3日 (水)

水谷さんへの回答:津田

水谷さん

今晩は、御無沙汰しております。本日の投稿文の中で豪州に関する御質問がありましたので、ちょっとお答え申し上げます。いや早いもので恐慌の2008年も師走ですね?なにを申し上げたいかと言えばほんの数ヶ月前、7月にCRB(商品先物インデックス)は470の史上高値をつけ、豪ドル円は104円、豪ドル米ドルが98セントだったわけです。それが昨年夏始まったサブプライム狂想曲最終章が10月にピークに達し、世界中で株価アセットだけで700-800兆円が失われ、世の中は何十年、いや100年に一度の大恐慌と騒ぎ立てています。確かにこれだけレバレッジがはびこった世の中、一度バブルがバーストしますと未曾有の惨事となることは現在市場参加者が身をもって体験しているところです。ただそういう理解で街中を見渡しますと????とならざるをえないですね。確かに数字的にはここ数年平均4%近くであった豪州の成長率が今年は1.5%程度に落ちる見込み、個人消費や住宅部門が低迷となります。しかしデパート、スーパーなど人々でワンサカ。また住宅特に通勤の便のよいあたりの家賃や価格はむしろ今でも上がっています。もちろん資源価格が今後も続落すれば企業収益が悪化するでしょうが、反面エネルギー価格の下落は個人消費に大きく寄与するはずです。RBAは昨日1%利下げをし来年3月までに政策金利は3.53.75%になるとの観測が多いですが、7.25%から4.25%への大幅利下げは世界恐慌という非常事態におけるカンフル剤の投入の意味合いが大きいのではないでしょうか?事実過去を見てもRBAは半年~1年サイクルで平気で金融緩和、引き締めへの政策変更を行います。本日の当地ファイナンシャル・レビュー(日本の日経新聞)ではRBAの利下げについて4ページほど割いてますが、スティーブンス総裁の発言として今回の大幅利下げで”should provide an "expansionary" settingと発言し、”政府の景気刺激策と豪ドルの下落に今回の利下げを加えて1年先までの需要サポートとなるであろう”と述べ、新聞のコメントにも「利下げサイクルの大方が終了した」とのニュアンスが感じられます。

津田


「Joeの豪ドル道場」FXマガジンにて毎週 月・水・金 執筆中
!


ご購読はこち らから

| | コメント (0)