4呂新一(2)

2010年6月 8日 (火)

謝謝呂先生的好意

「謝謝呂先生的好意」

呂先生

 おめでとうございます&ありがとうございました。

新たな出発をお祝い申し上げます。呂先生とはパリバ時代から15年以上になります。中国情勢、中国語のみならず世界情勢とくに留学なされていた米国のこともいろいろ教えて頂きました。

 数学のことは教えていただいてもチンプンカンプンでしたが。

ごくたまにしか上京しませんが、寄らせて頂きます。中華街へはいつでもどうぞお越しください。

 真給你添麻煩了

再見

 野村雅道

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2010年2月10日 (水)

呂さん、「人民元の話」感謝

「呂さん、「人民元の話」感謝」

***呂さん、「人民元の話」感謝しています。ちょっとおかしな物価体系になっていますね

そういえば北京や上海のマックや回転すしは高かったですね、裏通りのアゲパン(ヤムチャッカイ)は1個5円程度でしたが(横浜中華街は同じものが150円)

+++以下呂さんの物価の話+++

中国の物価水準に詳しい方がご存じのように、中国では普通の生活用品の価格と、奢侈品・住宅の価格が同じ社会に併存しているモノの値段とは考えられないほどかけ離れています。即ち、普通の生活用品の価格は発展途上国の価格であるが、奢侈品・住宅の価格は先進国の価格となっています。言い換えれば、普通の生活用品の価格から見ると、(富裕層だけにとって)人民元切り上げの余地があるが、奢侈品・住宅の価格から見ると、(普通の庶民にとって)人民元切り上げの余地は全くありません。

+++以下呂さんの投稿全文***

米国の財政赤字、中国の不動産バブルとドル円: 呂 新一

ギリシャの例が代表しているように、先進諸国が景気刺激のためにこぞって財政の大盤振るまいをした結果、巨額の財政赤字が新たな問題となり、景気の先行きに黒い陰を投げかけています。

米国もその例外ではありません。米財務省の発表によると、2009年度の財政赤字が約14,000億ドルと、史上初めて1兆ドルの大台に乗せ、また、GDP対比では10.0%と、1945年度以来の最悪な水準になりました。そして、今年度(2010年度)について言うと、ホワイトハウスの行政管理予算局(OME)は財政赤字が16,000億ドルまで膨らみ、GDP10.6%になろうと予測しています。

巨額の財政赤字を補填するため巨額の国債が発行されます。今年の発行予定額は25,500億ドル(日本の2010年度予算案での国債発行額は443,000億円で約4,950億ドル)です。普通では、これほどの発行額を消化する際、市場金利は上昇します。しかし、今のアメリカは住宅価格が依然下げ続き、雇用も一向に改善しないため、物価が高まりそうな状況になく、その結果、市場金利の上昇は考えにくい。

財政赤字による市場金利への影響が軽微であれば、それが理由でドル/円が上昇可能性も殆どないと見られます。

一方、米国債の最大の海外購入者である中国は、最近、米国およびその他の先進諸国から頻繁に人民元切り上げ圧力を受けています。筆者の見る限り、中国政府がそうした圧力を受けて人民元を本格的に切り上げる可能性は殆どありません(無論、政治ショーのため、小幅な切り上げは考えられます)。その理由について、筆者が116日の本欄「中国政府が人民元を切り上げしない理由」に書きましたが、ここでは、中国の物価水準との関連で以下のような補足説明をします。

中国の物価水準に詳しい方がご存じのように、中国では普通の生活用品の価格と、奢侈品・住宅の価格が同じ社会に併存しているモノの値段とは考えられないほどかけ離れています。即ち、普通の生活用品の価格は発展途上国の価格であるが、奢侈品・住宅の価格は先進国の価格となっています。言い換えれば、普通の生活用品の価格から見ると、(富裕層だけにとって)人民元切り上げの余地があるが、奢侈品・住宅の価格から見ると、(普通の庶民にとって)人民元切り上げの余地は全くありません。

 

このような状況下で、もし、中国政府が本格的に人民元を切り上げすると、何が起こるかというと、普通の庶民にとって、生活コストが上昇してしまい、一層の生活苦に陥り、勤め先が輸出関連であれば職の安全も危うくなります。他方、富裕層にとって、今まで高級不動産を買いあさっていた海外資金が人民元高をきっかけに利益確定に動き中国から撤退してしまえば、不動産価格が下落し、自分たちの資産が目減りすることになります。

人民元が大幅高になれば、果たした上述したことが起こるかどうかは定かではありません。しかし、中国政府がこのように考えて、憂慮し、なかなか本格的に人民元の切り上げに動けないことは十分に考えられます。

中国が人民元の切り上げに動かなければ、中国を対米迂回輸出の基地に使っている日本の通貨である―日本円に対するドル安・円高圧力も弱まらないと思われます。

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2009年9月30日 (水)

皆さま現地情報ありがとうございます

「皆さま現地情報ありがとうございます」

*津田さん、いつも政治経済からゴルフ、レジャー時事までのリポートありがとうございます

 年初から津田さんがシドニ-の景気悪くないし不動産も下がっていないという記事は参考になり今の豪ドルがあると思います。人口も2200万から3500万まで増える元気な国ですね。私の永住権の保証人になってください

*水谷さん、まだアメリカにいるのですか、漫遊記ですね。まさかそちらで暮らすのではないでしょうね。アメリカは偉大な田舎で、田舎は素晴らしいですね。ニクラウスが行きたくないところはNYだと言ったのがわかります。私は田舎もNYも大好きですが。のんびりと楽しんでください。

*呂老師 中国のビビッドな情報ありがとうございます。毛沢東の話は呂さんからしか聞けないですね。呂さんの言うようにちょっと回復の兆しも順調でなくなってきましたね。

中国の豪華なバブルトイレというか外は立派なトイレは横浜中華街にもあります。「洗手亭」というところです。

*かかし様 の注意報の通り、株価がちょっとあやしくなっています。昨年12月には日経平均の上昇を呂さんとともに予想されていただけにその回復の変調を教えて頂きありがとうございます。

弾丸トラベラー大山様 当代きっての新興国投資の経験を踏まえた情報ありがとうございます。

   カンボジアの大西さんともコンタクトなさってください。証券市場も立ちあがるそうです。また国内旅行情報も楽しみにしています。シルバーウィークは旅館が一つもとれませんでした。景気がいいのでしょうか

*謎の管理人様

 たまにはここにも記事を書いててください。テクニカルの本の売れ行き快調で何よりです。横浜有隣堂には特設コーナーがありました。

 以上 10月以降も宜しくお願い申し上げます

野村

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2009年7月23日 (木)

竜河さん、プロフィール更新、本名で、呂新一さん

「竜河さん、プロフィール更新、本名で、呂新一さん」

竜河さんはこれまでペンネームで投稿して頂いていましたが、今後は本名で投稿されることとなりましたのでお知らせ致します。

竜河」とは上海に近い故郷の川の名に由来していたそうです。

今後は呂新一さんで登場です。

 毎日TOPIXの予測、火曜日の中国ならびに世界経済情報、またタイムリーに様々な視点からの投資情報を頂いています。

 私が仏系銀行に在籍して以来15年、お付き合いさせて頂いておりますが、いつも教えていただくことばかりです。私のブレーンになって頂きわからないことはよく質問しています。中国情報はもとよりシカゴ大学を含めた米国滞在経験も生かした米国情報、また理数系の専門知識を生かした投資情報など豊富な知識を披露していただいております。

 今後はその豊富な知識を生かして出版もなさると聞いております。

今一度以下にプロフィールをご紹介させていただきます。

【プロフィール:呂 新一】

Ryu 呂 新一 プロフィール

80年代に中国人留学生として来日、東京大学で博士号取得、シカゴ大学経済学部客員研究員。金融業界に20年以上身を置き、最初は外資系証券、2000年以後は大手邦銀チーフストラテジストとして、多くの投資家に効率的で、時代に合う投資戦略を薦めてきた。

内外株式・債券市場、商品市場、中国経済に精通。2000年のITバブル崩壊、近年の米住宅バブル崩壊、及び07年秋の中国株ピークアウトを予見。

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2009年7月10日 (金)

竜河さんのウイグル問題解説

「竜河さんのウイグル問題解説」竜河さん、さっそくありがとうございます

中国の問題は経済のみならず政治も難しい。特に民族問題はよくわからない。そういう時はいつも竜河さんに訪ねている。今回もお願いしたら早速投稿していただいている。

ウイグル族が差別されていての騒乱ではなく、ウイグル族優遇での漢民族の反発という面もあることがわかった。故主席がG-8参加を取りやめての帰国なので重要問題であることは間違いない。

 中国問題の報道は日本は遠慮がちで欧米は人権問題なら徹底的に中国をたたくという性質があるが、4000年の歴史があるだけに表面的なことで処理せずに本質を知りたくなってしまう。

 四川大地震の際もチベット問題の罰だという報道もあったが、四川にはチベットの方が多く住んでいた。やはり海外の報道と中国の方の考え方と両方聞いてみたい。

以下は竜河さんの投稿です

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野村さんからもウイグル自治区での暴動が治まるのかとの問い合わせがありました。

ウイグル問題は根の深い問題で、暴動が治まっても怨念が燻り続ける可能性は大きい。

まず、ウイグル民族と漢民族が違う立場、異なる状況に置かれ、お互いに理解し協力し合うことは期待し辛い。

その立場・状況とは自分の力だけではどうにもならないものです。例えば、ウイグル族の家庭に生まれていたら、大学に進学する際、或いは就職する際、少数民族専用の枠があるため、漢民族の子より優先的に受かる可能性は大きい(その学校と企業が本当に行きたい所かどうかは別として)。一方、自治区の主要なポストは殆ど漢民族に占められ、ウイグル族にとっては権力への道が閉ざされています。それに、経済が自由化(放漫、弱肉強食)するにつれ、持っている人脈の広さがビジネスの決め手になりましたが、ウイグル人ではそのような人脈を持つケースが稀で、経済社会においてもどんどん隅に追いやられています。

従って、今のままでは、権力・富に縁のない漢民族の普通の人から見ると、ウイグル族が受けている優遇策が羨望・不満の的で、ウイグル族から見れば、漢民族が権力、富、そして世論まで独占し、嬉しくない存在である可能性が大きい。

両者の間の不満が長い間放置され、徐々に高まってきたと大分前から耳にし、いつか臨界点を超えてしまって、元に戻れない状況になるのではとずっと危惧していました。大規模な暴動がおこり、ウルムチが世界から注目された現在、中国政府が漢民族とウイグル民族との共生策を真剣に考える時期であると思います。

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