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2023年5月

2023年5月30日 (火)

キッシンジャー氏、終わりのない対立へ

米国は外交政策において過度の対立と冷戦精神を回避すべきである。米国は中国を永続的な敵対関係とみなすことは避けるべきであり、そのような対立的なアプローチは終わりのない対立につながる可能性があると考えている。双方の間の対立では、望ましい目標を達成することはできない。


「米国と米国の民主主義の存続にとって極めて重要な地域を防衛する」という米国の政治的能力は大幅に低下している。この政治的弱さの原因を、米国自身の歴史的願望と制度に対する米国の信頼の低下にあると考えている。


今日の環境において米国が欧州連合を再建し、冷戦に勝つことはほぼ不可能である。

さまざまな政党や組織を含む米国のあらゆる階層が、それぞれのグループの利益の違いを超えて、国全体の利益と発展を追求すべきであると信じている。

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2023年5月21日 (日)

「債務上限問題現状、トランプ氏が激」

「債務上限問題現状、トランプ氏が激」


*ホワイトハウス=本格的な予算交渉には歳出と歳入を含める必要があるが、超党派の合意に至る道はまだ残っている。

*バイデン大統領=米政府が壊滅的なデフォルトを回避できると引き続き確信している。来年度の支出を
   1年間凍結することを提案したが、共和党のマッカーシー下院議長は受け入れを拒否


*共和党マクヘンリー議員=議会は本日(5/20)、債務上限に関する会議を開催しない


*マッカーシー下院議長=ホワイトハウスは後退しており、来年の支出拡大を主張し続けていると述べた。
  バイデン大統領が日本から帰国するまで債務交渉に進展はないと予想している。

*民主党=債務上限交渉は間違った方向へ進んでいる。

*トランプ前大統領=共和党議員に対し債務上限交渉に全力で取り組むよう促した。
  共和党は望むものをすべて手に入れられない限り、民主党との債務上限に関する合意に達すべきではない、
  共和党議員は交渉で強硬な姿勢を示すべきとも述べた

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2023年5月15日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「5月11日の下ヒゲで上昇、ボリバン中位下抜け切れず」

日足、ボリバン3σ上限から反落、一時中位を下抜けるも回復。5月11日の下ヒゲも効く。5月2日-12日の下降ラインが上値抵抗。5月11日-12日の上昇ラインがサポート。5日線上向く。20日線上向き。
週足、雲中、ボリバン2σ上限からは下落。4月24日週-5月8日週の上昇ラインがサポート。5月1日週-8日週の下降ラインが上値抵抗。5週線上向き、20週線下向き。
月足、今年は月ごとに陰陽を変えている。5か月移動平均線は上向く。2月-4月の上昇ラインがサポート。22年10月-11月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2023年はここまで陽線。2022年は大陽線に終わるも、長い上ヒゲで圧力を残した。21年-22年、12年-21年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「日足、3σ下限へ下落、週足、ボリバン2σ上限から急落」

日足、3σ下限へ下落。5日線き、20日線が下向く。3月15日-5月12日の上昇ラインがサポート。5月11日-12日の下降ラインが上値抵抗。
週足、ボリバン2σ上限から4月17日週-5月1日週の上昇ラインを下抜いて急落。3月13日週-5月8日週の上昇ラインがサポート。
5月1日週-8日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向く、20週線上向き。

月足、ボリバン中位越え。21年6月-23年5月の下降ラインが上値抵抗。23年3月-4月の上昇ラインがサポートだが下抜くか。5か月線上向き、下向きの20か月線を上抜く。
年足、年足陽転。20年‐21年の上昇ラインを下抜く。2022年は2年連続陰線もボリバン2σ下限到達し反発。下ヒゲが長く反発力あり。02年-22年の上昇ラインがサポート。21年‐22年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円「続落、ボリバン中位を下抜く」

日足、ボリバン2σ上限から下落、中位も下抜く。5月11日-12日の上昇ラインがサポート。5月10日-12日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向く、20日線上向き。
週足、ボリバン3σ上限から反落。2週連続陰線。4月10日週-5月8日週の上昇ラインがサポート。5月1日週-8日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。
月足、5月はボリバン2σ上限から反落中。23年3月-4月の上昇ラインがサポート。2008年7月-23年5月の下降ラインが上値抵抗。
年足、3年連続陽線。今年も陽線。20年-22年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインを上抜く。

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トルコの先行き

*トルコリラ「不合理な安定か、市場原理の経済か」

 不合理な強権政治の安定を維持するか、時間はかかかるが欧米と強調して民主主義となるかの投票が始まっている。同じように貿易赤字で通貨が弱かったギリシャはユーロ通貨統合に参加し、通貨は安定し経済も持ち直している。改善することのない貿易・経常赤字でリラは下落が続く。

株安、長期金利上昇は野党の勝利を見込んでいるのだろうか。野党が政権をとると市場原理に沿ったオーソドックスなインフレ抑制政策をとる。金利は上昇、株価は下落か。リラも一時的に上昇するが、貿易赤字のリラ売りは継続しリラ高を抑制する。

エルドアン大統領なら高インフレでも強制的な金利低下で株高だが、市場原理から外れるので海外からの信頼は得にくい。現体制でも新体制でも通貨の安定がカギだが貿易赤字ある限り持続性のある為替安定化策は難しい。ただ野党が政権をとれば欧州との関係も改善し、EU加盟という一縷の望みが生じるだろう。

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