「3月FOMCは0.25%利上げ」市場の反応
「3月FOMCは0.25%利上げ」市場の反応
・FRBは0.25%の利上げを決定。金融システム不安がくすぶるなかでも、インフレを抑えこむ決意を打ち出した
・政策金利は4.75%から5%の幅となる
・利上げ停止を検討したが、利上げの決定について会合のメンバーから力強い同意があった
・ここ2週間の出来事が家計や企業にとっていくらかの信用収縮をもたらし、それによって労働市場の需要やインフレを抑制する可能性があると見ている。このような信用収縮は利上げと同じ方向に作用する
・利上げは終わりではない。必要であれば利上げを行う。今回は現状の信用状況の厳しさを考慮
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(米株)
・パウエル議長が会見で年内の利下げを否定する発言をしたことを受けて、金融の引き締めが続き景気が落ち込むことへの懸念から、取り引き終了にかけて売り注文が膨らむ展開。金融システムへの懸念も根強く、景気が落ち込むと見て売りが出た
(為替)
・利上げのペースは今後、加速しないのではないかとの見方から、日米の金利差の縮小が意識されてドルを売って円を買う動きが出た
・「進行中の利上げ」が適切との表現が削除された。この文言は、2022年3月16日に利上げサイクル開始を決定して以来、全ての声明に含まれていた
(債券)
・米債利回りが低下した。FOMCで、今年あと1回の利上げで済むとの見解を示したことを受けた
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