« テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」&南アランド円 | トップページ | 「独露首脳会談を終えて」 小康だが解決ではない=ロシア下院は »

2022年2月 9日 (水)

お金の問題? 「仁義なきロシア・ウクライナガス抗争」 ウクライナ緊張 ガスを抜き取るな  

「仁義なきロシア・ウクライナガス抗争」


*ソ連崩壊後の天然ガスの供給・料金設定をめぐる争い

*ロシアはウクライナを含む独立国家共同体諸国に対しては、割安な価格で供給していた

*ウクライナ側はソ連時代から再三ロシアに無断でのガスの抜き取りを行っていた。特に、ソ連崩壊後の
 1990年代初頭は料金不払い・無断抜き取りが多発していたため、幾度にもわたるガス供給停止が発生

*ロシア側がウクライナとの貿易において代金の不払いを行った過去がある

*ベラルーシ料金は1,000立方メートルあたり46.5ドル
*ウクライナに対しては1,000立方メートルあたり現行50.0ドルから改訂後160.0ドル(後に交渉過程で230.0ドルに上昇)へ大幅な上昇を伴う料金改定が提示されたことから、交渉は紛糾状態

*2006年、ガスプロム社がウクライナ向けのガス供給を停止。ただし、ウクライナ向けのガス供給は、対欧州連合諸国向けと同じパイプラインで行われていたため、EU諸国向けの供給量からウクライナ向けの供給量の30%を削減する形で行われた。ウクライナ側は、これを無視する形でガスの取得を続行。たちまちパイプライン末端にある欧州連合諸国へ提供されるガス圧は低下し、各国は大混乱となった。1月4日、中間業者を介在させることを条件に、95ドルの価格設定で供給を再開する妥協をみた。

*ウクライナへのガス供給が停止すると真っ先に深刻な影響を被るのはEU諸国であるということが判明したため、今後の各国は対応に迫られている

*その後もウクライナの滞納問題は続く 止めると欧州への供給に打撃

*2014年 プーチン大統領は、ウクライナ経由でガス供給を行っているスロバキアなどの東欧諸国に対し、ウクライナがガス料金を支払わなければ6月1日以降、ガスの供給を行わない可能性を通知[7]。ロシアがウクライナのガス問題を国際化させる 。欧州委員会が仲介に入る

|

« テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」&南アランド円 | トップページ | 「独露首脳会談を終えて」 小康だが解決ではない=ロシア下院は »

1野村雅道(2)」カテゴリの記事