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2021年11月

2021年11月27日 (土)

先週11/22の円相場見通し通り円高となったが、株安は当たってほしくなかった ヘッジ不足

総括「世界が原油高対策へ動く。年初来の円安基調が変るか」 11/22

*円「通貨11位(11位)、株価12位(11位)、米中主導の原油高対策は円高要因。日本は何で儲けるかのビジョンが見えなかった経済対策」

 年間11位の円も今月は3位と健闘している。ただ米ドルが円より強いので円安感はあるが、コロナ感染者増加のユーロや資源通貨の下落で円が全体では上昇している。原油(WTI)価格は今月9.13%下落している。原油価格下落は米中の石油備蓄放出によるものだ。持続性は不明だが影響は小さくなさそうだ。バイデン政権は石油を大量に消費する一部の国に対して、価格を引き下げ景気回復を後押しするための協調した取り組みとして石油備蓄の放出を検討するよう要請した。


 今年の円安の要因は貿易赤字ではない。貿易収支は漸くフラットとなったばかりだ。一番の大きな要因は外貨投信が約10兆円増加していることだろう。貿易は輸出は半導体不足で自動車輸出が減少、輸入は原油高で原油輸入額が増加している。原油価格が下落すれば円高要因となる。半導体不足はまだ解消しそうもない。


 過去最大の景気対策が消費に結びつくかどうかはわからない。金融所得課税の見直しについて、今年は議論しないとされたが、将来引き上げるなら株価への不安が付きまとう。製造業はそのシェアーが中国に奪われたり工場の海外進出に繋がるとすれば、重点を置きたいのは金融立国だが、その方向性は見られなかったのは残念だ。株価を引き上げずして繫栄も円安もない。

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2021年11月22日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル&南アランド」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル&南アランド

*ドル円「114中心で揉みあい。5日線が20日線を上抜き両者上向きに。週足上ヒゲ長い」

日足、5日線が20日線を上抜き両者上向きに。11月10日-19日の上昇ラインがサポート。11月17日-19日の下降ラインが上値抵抗。
週足、10月18日週にボリバン3σ上限越えて反落も114円中心にもみ合い。先週は上ヒゲ長い。11月8日週-15日週の上昇ラインがサポート。2σ上限が上値抵抗。雲の上。
月足、21年9月-10月の上昇ラインがサポート。雲の上。ボリバン3σ上限近辺から反落も下ヒゲを残し盛り返している
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線。15年-20年の下降ラインを上抜く。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「ボリバン2σ下限に沿って弱い」

日足、ボリバン一時2σ下限を下抜く。11月10日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、雲の下へ落ちる。ボリバン3σ下限に到達。11月8日週-15日週の下降ラインが上値抵抗。3σ下限は1.1235。
月足、10月最終日に陰転。11月はここまで大陰線。ボリバン中位以下。21年6月-9月の下降ラインが上値抵抗。サポートは2σ下限。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも上抜いたが下抜き返す。


*ユーロ円「5週連続週足陰線、日足はボリバン2σ下限に沿って下落継続」

日足、ボリバン2σ下限に沿って下落。3σ下限がサポート。11月10日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、5週連続陰線。漸く実体比少し短いが下ヒゲが出る。11月8日週-15週の下降ラインが上値抵抗。1月18日週-11月15日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ下限に一時到達。雲中。
月足、10月は5か月ぶり陽線。今月大陰線。9月-10月の上昇ラインを下抜く。6月-10月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインも上抜く。

 

*南アランド円「弱い。雲の下、2σ下限へ」

日足、ボリバン2σ下限へ。雲の下。2σ下限がサポート出来るか。11月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、雲中へ下落。8月16日週-11月15日週の上昇ラインがサポート。11月8日週-15日週の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ下限に到達。
月足、11月は陰転。雲に一時突入も反落。20年8月-10月の上昇ラインを下抜く。20年4月-5月の上昇ラインがサポート。21年6月-10月の下降ラインが上値抵抗。10月上ヒゲ長いことが11月の下落に影響。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜くが下抜き返す。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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2021年11月12日 (金)

来週もEnjoy!! 米中首脳会談 米墨加首脳会談 外債利払い 日 GDP 貿易統計  さらには

*インフレの高い国が利下げか(トルコ) 一方メヒコに続き南アも利上げか

*中国の4Q経済指標は? 習さんはどう神格化されるのか?

*外債償還&利払いあるも再投資も出てくるだろう

*米主要企業決算

 

「各国別注目ポイント」

全体 米中首脳会談 米墨加首脳会談 外債利払い 日 GDP 貿易統計 消費者物価 インバウンド 中 小売売上 鉱工業生産 トルコ&南ア 政策金利 豪 賃金指数

米 米中首脳会談 米墨加首脳会談 NY連銀製造業景気指数 小売売上 輸出輸入物価 鉱工業生産 NAHB住宅市場指数 住宅着工 建設許可 失業保険 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 景気先行指標総合指数

中 米中首脳会談 小売売上 鉱工業生産 70都市新築住宅価格動向
日  外債利払い GDP 第三次産業活動指数 貿易統計 機械受注 消費者物価 訪日外国人客数 閣議経済対策を決定

欧 貿易収支 建設支出 国際収支
独 生産者物価 生産者物価 
英 雇用 消費者物価 GFK消費者信頼感調査 小売売上
スイス
  
豪 RBA議事要旨 賃金指数 
NZ 卸売物価 
加  米墨加首脳会談 住宅着工 消費者物価 小売売上
南ア 消費者物価 小売売上  政策金利

トルコ  政策金利
メキシコ 米墨加首脳会談

全体 米中首脳会談 米墨加 首脳会談 外債利払い 日 GDP 貿易統計 消費者物価 インバウンド 中 小売売上 鉱工業生産 トルコ&南ア 政策金利 豪 賃金指数

11/15(月)ブラジル メキシコ休場 日 GDP 中 小売売上 鉱工業生産 70都市新築住宅価格動向 ユーロ 貿易収支 米 NY連銀製造業景気指数
11/16(火)RBA議事要旨 日 第三次産業活動指数 英 雇用  カナダ 住宅着工 米 小売売上 輸出輸入物価指数 鉱工業生産 NAHB住宅市場指数
11/17(水)NZ 卸売物価 日 貿易統計 機械受注 訪日外国人客数 豪 賃金指数 英 消費者物価 南ア 消費者物価 小売売上 ユーロ 建設支出  カナダ 消費者物価 米 住宅着工 建設許可
11/18(木)トルコ 政策金利 南ア 政策金利 米 失業保険 フィラデルフィア連銀製造業景気指数 景気先行指標総合指数
11/19(金)日 消費者物価 閣議経済対策を決定 英 GFK消費者信頼感調査 小売売上  独 生産者物価 ユーロ 国際収支 カナダ 小売売上

(発言など)

11/15(月)米中首脳会談
11/16(火) 
11/17(水)
11/18(木)USMCA首脳会談
11/19(金)生保協会長の記者会見

(決算)

11/15(月)日製鋼、リクルート、三菱UFJ
11/16(火) ウォルマート、ホーム・デポ
11/17(水)エヌビディア、シスコシステムズ
11/18(木)アリババ集団 アプライドマテリアルズ
11/19(金)SOMPO、MS&AD 、東京海上

(外貨投資)

11/15(月)大和AM グーバルREIT インベスコAM  世界グリーンボンド・ファンド
11/16(火) 
11/17(水)楽天投信投資顧問 レバレッジNASDAQ-100
11/18(木)HSBC・AM パリ協定準拠株式インデックスファンド
11/19(金)

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2021年11月 8日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」&南アフリカランド

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「5日線が20日線下抜く、9月23日以来、こぼれ落ちか」

日足、5日線が20日線下抜く。9月23日以来。ボリバン2σ上限から反落。9月22日-11月5日の上昇ラインがサポート。11月4日-5日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。狭いボリバンの下限に近い。
週足、10月18日週にボリバン3σ上限越えて反落。10月11日週-11月1日週の上昇ラインがサポート。10月18日週-11月1日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、21年9月-10月の上昇ラインがサポート。雲の上。ボリバン3σ上限近辺から反落中。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線。15年-20年の下降ラインを上抜く。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「一時ボリバン2σ下限を下抜くも陽転」

日足、11月5日に一時ボリバン2σ下限を下抜くも陽転。11月4日-5日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く。ボリバン下位。
週足、10月25日週は3週ぶり陰線でボリバン2σ下限まで下落。先週は小反発、雲下限に近付く。10月25日週-11月1日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、10月最終日に陰転。11月はかろうじて陽線スタート。ボリバン中位以下。21年6月-9月の下降ラインが上値抵抗。サポートは雲上限。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「3週連続週足陰線、日足はボリバン2σ下限へ」

日足、じり安でボリバン2σ下限へ。10月6日-11月5日の上昇ラインがサポート。ボリバン中位割り込む。11月4日-5日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、3週連続陰線。上ヒゲ長いローソク足が続く。10月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。10月4日週-11月1日週の上昇ラインがサポート。
月足、10月は5か月ぶり陽線。今月は陰線スタート。9月-10月の上昇ラインがサポート。6月-10月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインも上抜く。

*南アランド円「5連続陰線の後は4連続陽線」


日足、5連続陰線の後は4連続陽線。雲の上へ上昇。10月末は下ヒゲ長い。11月3日-5日の上昇ラインがサポート。10月21日-11月5日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
週足、8月23日週-11月1日週の上昇ラインがサポート。10月25日週-11月1日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。先週は下ヒゲ長い。
月足、雲に一時突入も反落。20年8月-10月の上昇ラインがサポート。21年6月-10月の下降ラインが上値抵抗。10月上ヒゲ長いが11月は陽線スタート。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

 

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2021年11月 5日 (金)

かん口令 ?  ドル円  何も言うなよ

かん口令 ?  ドル円  何も言うなよ

*11/5 山際再生相=日米金利差などを背景とした足下の円安傾向に関して「為替についてはコメントを控える」とした。


*11/2 鈴木財務相=為替は安定することが基本的に重要と認識している。円安進行しているが財務相としての発言が影響を与えてはいけない。
       為替水準に対するコメントは控える。 今後の動向を注視する考えも述べた 

*10/28 黒田日銀総裁=現時点での円安水準、日本経済に総合的にプラスであることは確実
       実質実効レートに関する議論、政策にとって意味があるとは思っていない

*10/19 磯崎官房副長官=足元の為替の水準についてのコメントは控えるとした上で「為替の安定は非常に重要であり、引き続き市場の動向を注視していく」と述べた

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2021年11月 2日 (火)

114円台で為替を語り始めた人々(我々と違って武器保有しているので気をつけたい)

「為替監督者による為替の発言が出るようになった114円台」(我々と違って武器保有しているので気をつけたい)


*鈴木財務相=為替は安定することが基本的に重要と認識している。円安進行しているが財務相としての発言が影響を与えてはいけない。
       為替水準に対するコメントは控える。 今後の動向を注視する考えも述べた

*黒田日銀総裁=現時点での円安水準、日本経済に総合的にプラスであることは確実
       実質実効レートに関する議論、政策にとって意味があるとは思っていない

*磯崎官房副長官=足元の為替の水準についてのコメントは控えるとした上で「為替の安定は非常に重要であり、引き続き市場の動向を注視していく」と述べた

 

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2021年11月 1日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル&南アランド」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「6日ぶりに5日線上向く」

日足、ボリバン2σ上限から反落。10月28-29日の上昇ラインがサポート。10月20日-29日の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。5日線上向き。
週足、10月18日週にボリバン3σ上限越えて反落。10月11日週-25日週の上昇ラインがサポート。10月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、21年9月-10月の上昇ラインがサポート。雲の上へ。ボリバン3σ上限に近づく。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線。15年-20年の下降ラインを上抜く。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「10月末急落し月足と週足を陰線に」

日足、ボリバン2σ上限から急落。10月13日-29日の上昇ラインがサポート。9月3日-10月29日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向く。
週足、3週ぶり陰線でボリバン2σ下限まで下落。雲下限。8月30日週-10月25日週の下降ラインが上値抵抗。10月11日週-25日週の上昇ラインがサポート。
月足、10月最終日に陰転。20年3月-21年10月の上昇ラインがサポート。21年9月-10月の下降ラインが上値抵抗。サポートは雲上限。ボリバン中位を下抜く。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「2週連続陰線、上ヒゲ長い」

日足、10月28日-29日の上昇ラインがサポート。ボリバン中位近い。10月20日-29日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、2週連続陰線。上ヒゲ長い。10月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。10月11日週-25日週の上昇ラインがサポート。
ボリバン2σ上限を上抜いて反落。10月11日週-18日週、10月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。5月31週-10月18日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、10月は5か月ぶり陽線。9月-10月の上昇ラインがサポート。6月-10月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインも上抜く。

*南アランド円「月足、週足上ヒゲ長し。日足は下ヒゲ長い」


日足、先週は4連続陰線で越週。一時雲の下へ下落。10月末は下ヒゲ長い。10月6日-29日の上昇ラインがサポート。10月28日-29日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。雲中。
週足、10月4日週-25日週の上昇ラインがサポート。10月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、雲に一時突入も反落。20年8月-10月の上昇ラインがサポート。21年6月-10月の下降ラインが上値抵抗。8月-10月の下降ラインが上値抵抗。10月上ヒゲ長い。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

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