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2021年4月 4日 (日)

「財務省の破局のシナリオはどうなった」

「財務省の破局のシナリオはどうなった」

日本の財政の破綻については既に1998年に大蔵省のリポートでシミュレーションが行われていた。

題名も「破局のシナリオ」であり大蔵省がつけたとしては大胆であった。

内容は
*社会保障制度については給付と負担の極端なアンバランスにより2025年以前に基金の底をつき社会保障制度は機能が果たせなくなる。
*財政については政府債務残高が2025年にGDP比153%程度になり到底ファイナンスできない。(2025年というより既に達成しているがファイナンスは出来ている。ファイナンス出来るかどうかが為替問題に直結することになろう。)
*2025年度には経常収支の対GDP比が14.3%の赤字となる。(これは疑問符である。所得黒字もあり、貿易黒字はBIRCSへの輸出も増加する中で減少するのだろうか)
*国民負担率は94年の39.2%から2025年には70%を上回る。

 方向的には正しいと思うがこれで円債や円を売ってもワークしなかった7年であった。要はキャッシュフローがまだシナリオ通りに動いていなかったということであろう。
円債では郵貯、銀行が買い支え、為替では経常黒字の増加がこのシナリオを破局にしなかった。

2016年12月1日

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