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2021年3月

2021年3月30日 (火)

トルコの危機の異質さとは。混乱収まらず。次の焦点は4月15日政策金利決定

*本日のトルコリポート(メルハバ)の要点です

 

トルコの危機の異質さとは。混乱収まらず。次の焦点は4月15日政策金利決定」

 

(通貨最下位、株価最下位)   

 

予想レンジ トルコリラ/円 12.8-13.8

 

(ポイント) 

 

*トルコの危機の異質さとは

中銀総裁が電撃解任後の混乱は続く

*リラ安、株安、債券が続く

*新中銀総裁は利下げ観測を牽制

*格付け会社は格下げを示唆

*トルコ政府は資本規制を考えず

U首脳、4月6日 エルドアン大統領と会談へ

*貿易、経常収支は赤字だが他の指標は悪くはない

*成長率見通しも高い

*次の焦点は4月15日の金融政策決定

*解任理由は政治的背景と前総裁の利上げのパフォーマンスがある

*大統領は経済改革を打ち出した

*OECDは成長見通しを大幅引き上げ(総裁解任前)

*2月CPIは15%を超えた

*トルコは中国製ワクチンを接種

*レアアースに望み

*EU加盟を諦めたわけでもない

*21年はEUとの外交に柔軟姿勢を見せ始めている

*新憲法制定を画策

*米・トルコ関係は要注意 駐米大使召喚

20年経常収支は370億ドルの赤字 貿易赤字が69%拡大

S&Pとフィッチがアウトルックを安定的に

*中銀は為替介入は行わないとした

*大統領はGDPを世界のトップ10に引き上げるとした

 

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2021年3月29日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「3月18日-24日の下降ラインを上抜いて上昇、ボリバン2σ上限に近づく」

日足、先週は週初下落するも、3月18日-24日の下降ラインを上抜いて上昇、ボリバン2σ上限110.075に近づく。3月25日-26日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
20年3月25日-21年3月26日の下降ラインが上値抵抗。
週足、先週は波高い線。しかし20年6月1日週-21年3月15日週の下降ラインを上抜きボリバン2σ上限も越えて上昇。21年3月1週-22日週の上昇ラインがサポート。
月足、3月で3か月連続陽線となりそうだ。21年1月-2月の上昇ラインがサポート。18年10月-20年2月下降ラインが上値抵抗。雲の下。ボリバン2σ上限の110.34に近い。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「ボリバン3σ下限あたり」

日足、ボリバン3σ下限から小反発。3月25日-26日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、1月4日週のボリバン2σ上限から反落し2σ下限へ。20年11月2日週-21年3月22日週の上昇ラインがサポート。21年3月15日週-22日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2か月連続陰線。3月もここまで陰線。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。20年11月-21年3月、20年3月-5月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも一時上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「ボリバン2σ下限から一気に中位へ反発」

日足、3月18日のボリバン2σ上限から反落し一時2σ下限まで下落。3月24日-26日の上昇ラインがサポート。3月23日-26日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、3月15日週は高値で6週ぶり陰線。3月15日週-22日週の下降ラインが上値抵抗。1月18日週-3月22日週の上昇ラインがサポート。
月足、5か月連続陽線となるか、雲の上へ出るか。ボリバン2σ上限。1月-2月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年2月の下降ラインを一時上抜け。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインを上抜く。

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2021年3月25日 (木)

トルコ10の経済改革項目 2023年3月までに目標達成 物価安定と経常収支改善は入っている

「トルコ10の経済改革項目 2023年3月までに目標達成 物価安定と経常収支改善は入っている」

1公的融資

2物価安定

3金融セクター

4経常赤字

5雇用

6コーポレートガバナンス

7 投資振興

8 国内取引規制

9 市場競争力

10 市場監視

 既に大統領は先週言及している(メルハバリポート参照願度)

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2021年3月22日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「週足は波高い線。団子天井気味、5日線下向く」

日足、ボリバン上位で高状、団子天井で調整下げあるか。3月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。3月11日-19日の上昇ラインがサポート。5日線下向き。
週足、先週は波高い線。週のボリバン3σ上限で出たことで調整下げあるか。21年3月8週-15日週の上昇ラインがサポート。20年6月1日週-21年3月15日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、3月で3か月連続陽線となりそうだ。21年1月-2月の上昇ラインがサポート。18年10月-20年2月下降ラインが上値抵抗。雲の下。ボリバン中位を越える。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「ボリバン3σ下限から反発もボリバン中位抜けず反落」

日足、ボリバン3σ下限から反発も中位を上抜けず反落。3月9日-19日の上昇ラインがサポート。3月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、ボリバン2σ上限から反落し中位も下抜く。21年3月8日週-15日週の上昇ラインがサポート。21年2月22日週-3月15日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2か月連続陰線。3月もここまで陰線。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。20年11月-21年3月、20年3月-5月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも一時上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「週足が6週ぶり陰線。5日線下向く」

日足、ボリバン2σ上限から反落し一時中位まで下落。3月8日-19日の上昇ラインがサポート。3月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、6週ぶり陰線。ボリバン2σ上限から反落。3月8日週-15日週の上昇ラインがサポート。上値抵抗はボリバン2σ上限130.50。
月足、5か月連続陽線となるか、雲の上へ。ボリバン2σ上限。1月-2月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年2月の下降ラインを一時上抜け。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗だが上抜くか。

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トルコリラ「トルコ急落、中銀総裁電撃解任」

トルコリラ「トルコ急落、中銀総裁電撃解任」

 電撃解任となった。エルドアン大統領は3月12日に、物価上昇率を抑え、財政緊縮を図るための改革に注力すると明言し、トルコ中銀は3月18日に主要政策金利の1週間物レポ金利を2%引き上げ、年19%にすると決めたばかりだった。最近は大統領の中銀批判もなく大統領と中銀の信頼関係が築かれていたかに見えていたがそうではなかった。やは大統領は「利上げはインフレを促進する」という持論を崩していなかった。後任には「中銀は高金利政策を推進すべきでない」主張するエコノミストのカブジュオール氏が就く。リラ高が輸出企業の成長を阻害すると思っていたかもしれない。中銀総裁の解任は2年足らずで3人目となった。独立性のない中銀となり、市場からのトルコ金融市場の信頼は失われる。リラ安インフレ高騰の道を再び歩むのか、大統領や新中銀総裁の発言が待たれる。最近は枯渇しかかってきた外貨準備も安定してきていただけに、リラ急落の際はリラ買い介入にも不安が生じる。ただリラ安、金利低下は輸出産業や株価には国内的にはプラスとなる。海外から投資家はトルコ投資に二の足を踏むだろう。今回の電撃解任は国内向けだったかもしれない。

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2021年3月15日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「109.20の売りをこなせるか」

日足、3月9日からの3日連続の長い上ヒゲでの売り圧力を108.30あたりでこらえて反発。3月9日-11日の下降ラインを上抜いて上昇。3月9日-12日の下降ラインが上値抵抗。3月11日-12日の上昇ラインがサポート。
 ボリバン2σ上限は109.52(12日終値)。5日線上向き。売りが多かった109.20、9日の109.235を上抜けるか、15日はゴトビ。
週足、雲の上に出て一気にボリバン3σ上限も一時越える。21年3月1週-8日週の上昇ラインがサポート。18年11月26日週-20年2月17日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2月で2か月連続陽線。3月もここまで陽線。21年1月-2月の上昇ラインがサポート。18年10月-20年2月下降ラインが上値抵抗。雲の下。ボリバン中位を越える。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「ボリバン3σ下限から反発。日足、週足で下ヒゲ」

日足、ボリバン3σ下限から反発。3月12日は長い下ヒゲ。3月10日-12日の上昇ラインがサポート。2月25日-3月12日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
週足、ボリバン2σ上限から反落し中位も下抜く。先週は長い下ヒゲ。20年11月2日週-21年3月8日週の上昇ラインがサポート。21年2月22日週-3月1日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2か月連続陰線。3月もここまで陰線。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。20年11月-21年3月、20年3月-5月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも一時上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「5週連続陽線」

日足、ボリバン2σ上限維持。3月11日-12日の上昇ラインがサポート。上値抵抗は3σ上限131.06。5日線上向き。
週足、5週連続陽線でボリバン2σ上限。3月1日週-8日週の上昇ラインがサポート。上値抵抗はボリバン3σ上限132.41。
月足、4か月連続陽線、雲の上へ。ボリバン2σ上限越える。1月-2月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年2月の下降ラインを上抜け。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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2021年3月 8日 (月)

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「週足が一気に雲の上に出てボリバン3σ上限(108.10)も越える」

日足、ボリバン2σ上限(107.98)と3σ上限(109.01)の間にいる。3月4日-5日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、20年2月17日週以来、雲の上に出て一気にボリバン3σ上限も越える。21年2月22週-3月1日週の上昇ラインがサポート。18年11月26日週-20年2月17日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2月で2か月連続陽線。3月も陽線スタート。21年1月-2月の上昇ラインがサポート。18年10月-20年2月下降ラインが上値抵抗。雲の下。ボリバン中位を越える。
年足、2020年まで5年連続年足陰線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。16-20年の上昇ラインがサポート。

*ユーロドル「ボリバン3σ上限から3σ下限に急落。下げ止まるか」

日足、ボリバン3σ上限から3σ下限へ。3月4日-5日、3月3日-4日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
週足、ボリバン2σ上限から反落し中位も下抜く。前週の長い上ヒゲで下落。20年11月2日週-21年3月1日週の上昇ラインがサポート。21年2月22日週-3月1日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、2か月連続陰線。3月も陰線スタート。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。20年3月-5月の上昇ラインがサポート。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。14年‐20年の下降ラインも一時上抜いたが下抜き返す。

*ユーロ円「ボリバン2σ上限近辺で推移」

日足、ボリバン2σ上限近辺で推移。3月4日-5日の下降ラインが上値抵抗。3月3日-5日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、4週連続陽線も先週の上ヒゲを上抜けず。2月22日週-3月1日週の上昇ラインがサポート。2月22日週-3月1日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、4か月連続陽線、ボリバン2σ上限。1月-2月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年2月の下降ラインが上値抵抗。雲中。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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2021年3月 1日 (月)

「世界の金融政策は、長期金利は上昇しているが」

「世界の金融政策は、長期金利は上昇しているが」

*G20=景気支援策維持で合意

*FRB=回復は依然として不均衡かつ完全な形とは程遠い

*ECB=全ての景気支援策を維持する

*日銀=日本経済や物価は下向きのリスク

*豪=今後しばらくの間は金融政策による「かなり」の支援が必要になる

*スイス=金融・財政政策は引き続き拡張的でなければならない

*カナダ=金融緩和策はかなり期間必要になる

*メキシコ=経済のリスクについてはスラック(需給の緩み)がかなりあり、下向きに傾いている

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(ここからは緩和ではない↓↓)

*南ア=インフレ見通しに対する全体的なリスクは短・中期的に均衡している

*中国=穏健で安定的な金融政策を維持

*NZ=緩和的な金融政策は長期に渡って変更せず、必要ならばマイナス金利などさらなる緩和策を講じる可能性
  (ただ政策決定で住宅価格を考慮へ)

*トルコ=物価上昇率が今後3年間で目標の5%まで低下するまで、金融政策を引き締めて「強力なディスインフレ効果」を生み出す

 

 

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テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

テクニカル「主要3通貨ペアテクニカル」

*ドル円「週足、雲の上に出るか」

日足、ボリバン2σ上限(106.41)と3σ上限(106.94)の間にいる。2月24日-26日の上昇ラインがサポート。5日線上向き。
週足、雲の上に出られるか。出れば20年6月8日週以来。2月8日週-22日週の上昇ラインがサポート。20年6月8日週-21年2月22日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、1月は5か月ぶり陽線。2月も陽線。21年1月-2月の上昇ラインがサポート。20年6月-20年2月、17年1月-20年2月の下降ラインが上値抵抗。雲の下。ボリバン中位は106.84。
年足、2020年まで5年連続年足陽線だが、今年はここまで陽線維持。15年-20年の下降ラインが上値抵抗。16-20年の上昇ラインがサポート。20年2月-3月の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロドル「ボリバン3σから急落し下位に。雲下に近い」

日足、2月25日は一時雲の上に出てボリバン3σ上限に近づくも、その後急落し長い上ヒゲを残した。26日はその影響で急落し雲の下限に近付く。2月17日-22日の上昇ラインがサポート。2月25日-26日の下降ラインが上値抵抗。ボリバン下位。5日線下向き。
週足、ボリバン2σ上限から反落し中位まで下落するも2月1日週の長い下ヒゲで反発。先週は逆に長い上ヒゲ陰線。2月15週-22日週の上昇ラインがサポート。1月4日週-2月22日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、ボリバン2σ上限から反落。11月-12月の上昇ラインを下抜く。20年7月-11月の上昇ラインがサポート。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。17年‐20年の上昇ラインがサポート。11年‐14年の下降ラインも上抜きそうだが今年は陰線スタート。


*ユーロ円「ボリバン3σ上限まで上昇も反落」

日足、ボリバン3σ上限まで上昇も反落。2月24日-26日、23日-24日の上昇ラインがサポート、2月25日-26日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。
週足、3週連続陽線も先週は上ヒゲ長し。ボリバン2σ上限越えから反落。2月15日週-22日週の上昇ラインがサポート。
月足、4か月連続陽線、ボリバン2σ上限。1月-2月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年2月の下降ラインが上値抵抗。雲中。
年足、18年-19年の下降ラインを上抜く。16年-20年の上昇ラインがサポート。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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