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2020年1月22日 (水)

「ドル円相場が小動きとなる理由」

「ドル円相場が小動きとなる理由」

 為替は金利より需給で動く。ただ最近は値幅が小さく、17年から3年間は2016年のレンジ内での取引となっている。原因は貿易収支が赤字となったが1兆円と小さく均衡に近いからだろう。値幅が小さい時は、相場に乗り遅れると直ぐ反転するので上手くいかない。日々の需給、月や季節のくせに従いながら、大儲けは出来なくともきめ細かくやるしかない。値幅は小さくとも往復運動が多いのが為替相場の特徴だ。大儲けするには貿易不均衡が黒字でも赤字でも5兆円以上になって一方向に動かないと無理だろう。

 去年の1月も月初は円高となったがその後は戻している。今年もここまでは同じ傾向だ。ただ1月下旬は過去のデータや去年もドル円はやや下落している。米中通商交渉の一服感で日本の輸出が回復すれば円高、中東緊張や日本の原発再稼働差し止めで原油高となれば円安要因、そこにリパトリの円買いが2月から出てくるだろう。


 (1950年から70年分貿易収支と為替変動をチェックしたが、やはり黒字では円高、赤字で円安傾向となっている。黒字で円安となる時は日銀の円売り介入や外貨投資の規制緩和、米国のHIAなどが実施されている)

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