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2019年12月27日 (金)

ポンドに連れ安も下げ幅小さいか マイナス金利の弊害がECBで議論

ユーロ「通貨11位(同)、株価7(6)位(DAX)、ポンドに連れ安も下げ幅小さいか」(欧 製造業・サービス業PMI 貿易収支 建設支出 消費者物価 経常収支 消費者信頼感 独 生産者物価 IFO企業景況感指数→ ) 

 

*最近はマイナス金利の弊害がECBで議論されている

「合意なき離脱」の可能性が浮上したポンドに連れ安となった。ただ下げ幅はポンドに比べ小さい。暫くこの傾向が続くだろう。ラガルドECB総裁は景気回復の兆しがあるとしたが、まだ兆しに過ぎない指標が先週出た。独12月IFO業況指数は96.3と予想を上回り、6カ月ぶりの高水準に達した。予想は95.5。製造業が低迷する中で、ドイツ経済の底堅さが示された。4Qの独経済成長率は0.2%になる公算が大きいとの見通しを示した。非常に大きな経済的なショックは土壇場で回避できたが、本格回復への道のりはまだ遠いとした。一方、独経済研究所(DIW)は、輸出依存度が高い製造業の低迷が続いたことで、独経済は4Qはマイナス成長に陥る可能性があるとの見方を示した。
 また、12月のユーロ圏消費者信頼感指数は、前月から0.9ポイント低下してマイナス8.1となった。予想はマイナス7.0。1月独消費者信頼感指数は9.6で予想外の低下となった。予想は9.8。来年初めの家計消費が減少する可能性がある。経済に力強さはまだ感じられない。

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