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2018年10月22日 (月)

為替と基礎的条件の乖離  円はOK

IMFは、ドルについては、中期の基礎的条件が正当化する水準と比べ8-16%過大評価されたとの推計を示している。また過剰な経常黒字国として、中国、ドイツ、シンガポールなどを上げた。トランプ大統領が追加関税に加えドル高を懸念したのもIMFのリポートが基になっているのだろう。
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「IMF」
ドルが過大評価される一方、人民元は基礎的条件に沿っているとの認識を示した。
*世界の経常収支の約半分が過剰で、成長リスクや貿易摩擦に拍車をかけているとも指摘。経常赤字・黒字が先進国により集中していると分析した。 中国の経常黒字は昨年やや増えて、国内総生産(GDP)比1.7%に達したとみられ、過剰収支国の1つと指摘した。ドイツや韓国、オランダ、スウェーデン、シンガポールなども過剰黒字国とした。
*一方、米国や英国、トルコ、アルゼンチンなどは過剰赤字国とした 。
*ドルについては、中期の基礎的条件が正当化する水準と比べ8─16%過大評価されたとの推計を示した。
*円は中期の基礎的条件におおむね一致するとした。

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