米国はAaaを維持できるか
ロイター
ムーディーズは、格差拡大がさまざまな要素を通じて米国の信用力に悪影響を及ぼす重要な社会的考察材料だと指摘。また低所得層支援のための政府支出を増大させる公算も大きく、それは直近の減税に対応する各種歳入増加措置で穴埋めできそうにないとの見方を示した。
その上で「全体として格差拡大は、中期的な米国の財政ダイナミクスの逆風を和らげることを政治的により難しくする」と付け加えた。
ムーディーズは、格差拡大傾向が高齢化に絡む義務的歳出の増加を背景とした財政見通しの悪化と軌を一にしている点も問題視している。
米国の格付けについてムーディーズは最上位の「AAA」を維持してきた。一方、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、2011年の債務上限引き上げ問題などを受けて「AAプラス」に引き下げている
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