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2018年10月 2日 (火)

1998年10月、2日で24円下落した 136円から112円へ

*1998年10月、2日で24円下落した 136円から112円へ

*チャートは月足、同年8月には147円を付けFRBはドル売り介入を行っていた
(現在と違っているのは米国がドル高を嫌がっていたことと日本は貿易黒字だったこと)
*LTCMの円キャリートレードの損切がきっかけとされる
*LTCMは円キャリーを利用してロシア債への投資、またユーロ通貨統合を控えコンバージョン取引(ドイツ債売りスペイン債買い)を行っていたが、アジア通貨危機もあり裏目に出た ロシアは2000年以降回復しポジションを維持していたら巨額の富を得て.いたと思われるがレバレッジの高さで損切らざるを得なかった。ノーベル賞受賞者やFRB元副議長を擁したファンドであり信頼性があったので欧米の大手銀行もLTCMと同種の取引を行っていたので損切が損切を呼んだ。 日本の貿易黒字とは逆のポジションを持つという基本動作違反が主因。実需は味方にしないと。
 
Ycc1998oct

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