« 新横浜のランドマークとヤギ | トップページ | 見苦しく、前例がない »

2018年9月17日 (月)

トルコリラについて 9月20日に中期計画

「9月20日に経常赤字削減などの3カ年の中期計画を発表」
 トルコは経常・貿易赤字の国であるがゆえに高金利国であり、通貨が安い。それが中長期的な見方。南ア、豪、NZ、米国、英国と同種の国である。日本、スイス、ユーロ圏の経常黒字・低金利国とは異なる。そこへさらに高金利でインフレを抑制政策をとるべき中銀に大統領が横やりを入れて利上げに反対し市場の信頼感を失う。さらに16年のクーデターに関わる米国人牧師の解放を求めるトランプ大統領の要求を拒否し米国から経済制裁を加えられることとなったこと、二つのサプライズ的な事象で市場は驚きリラが急落した。
*********
 先週は市場の予想より大幅な利上げを行ったことでリラは反発した。ただエルドアン大統領は依然利上げに反対しているだけに、また中銀に圧力をかけ市場の信頼を失うこともあろう。
投機筋の為替スワップの制限、経済取引を外貨ではなくリラで行うように義務付けるなどの政策も少しはリラ下げを抑制したかもしれない。
********
政策や外交が正常に戻れば急落した分は取り戻すかもしれないが、経常赤字国である限り、平均して金利差程度の通貨下落は続くだろう。もちろん政府もこのようなことは理解しているわけで、アルバイラク財務相は、国内生産の拡大と輸出による成長を通じて経常収支赤字の解消に取り組んでいく方針を示した。また政府が持続可能な成長、インフレとの闘い、経常赤字削減に関する3カ年の中期計画をを9月20日に発表する。
 (ちなみに英国ポンドも未だにEU離脱国民投票時の価格を取り戻せないのも経常赤字国だからだ)

|

« 新横浜のランドマークとヤギ | トップページ | 見苦しく、前例がない »

1野村雅道(2)」カテゴリの記事