トランプ大統領の元補佐官が、大統領は黒人に対する差別用語を繰り返し使っていたとして、「完全な人種差別主義者だ」と強く批判しました。元補佐官はトランプ政権の内情を暴露する本を近く出版する予定で、政権への打撃になる可能性がある。
ことし1月までトランプ大統領の補佐官を務めていたオマロサ・マニゴールト氏は、12日、NBCテレビに出演し、トランプ大統領が黒人に対する差別用語を繰り返し使っている会話を録音した音声が存在すると述べ、トランプ大統領は「完全な人種差別主義者だ」と強く批判しした。
またマニゴールト氏は、去年12月にケリー大統領首席補佐官から解雇を言い渡された際、会話を録音したということで「円満に辞任してくれれば悪いようにはしない」とケリー氏が述べたとする発言を番組内で公開した。
これについて、マニゴールト氏は「解雇されたほかのスタッフは、トランプ大統領について口外しないことを約束し、見返りに1万5000ドルを受け取っているが、私は断った」と述べ、ケリー氏の発言は口止めをしようとしたものだと説明した。
これに先立ち、トランプ大統領は、11日、記者団から「マニゴールト氏に裏切られたと感じるか」と質問されたのに対し、「あの女はろくでなしだ」と非難した。
マニゴールト氏は、今月14日にトランプ政権の内情を暴露する本を出版する予定で、内容によっては政権への打撃になる可能性があります。
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