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2018年5月18日 (金)

介入にも 「そんたく」があった

「介入にも 「そんたく」があった」
 日銀が110.70に買い注文を置くと、注文を受けた当該銀行は110.80以下で売りを置かなかった。
当局がドル円を上昇させたいのに、その近辺のレートで売るとは介入に非協力的である(非国民??)と銀行は「そんたく」した。
*介入注文を受けると 当該銀行はどこの銀行がドルを売っていたのかをイチイチ当局に報告する。A銀100万ドル、B銀5千万ドル、C銀300万ドルなどと
 それを受けて日銀はB銀に「どういう筋の売りか」と聞くのだろう。それを聞くとその顧客に紹介していたかもしれない(なかにはどうしてウチの情報を漏らすのだと怒る客もいた、それで日銀に顧客情報が伝わることを嫌って介入を断っていた銀行もあった)
*ただ私も面倒だなと思っていたし、自分の顧客が売りたいと言えば売らざるを得ない(そういう時は介入を断ってくださいという良心のある日銀マンもいたが、断るなら始末書だという日銀マンもいた)
 それでも売りたい時は ブローカー市場ではなく、海外の銀行を呼んで相対で売ると言う面倒なコスト高のことをしていた。
*さらに、ただ、だが、よく考えると、プラザ合意以降の介入はボリュームも増していて日銀がイチイチ顧客紹介などする暇がないのではないかと
思い、私は日銀の買い注文へ向かって売りまくったことがある。ブローカーも驚いて、「野村さん、それ野村さんのビッドです」と言ってきたが
「いいよ売りも買いもダンで」と答えた。ブローカーも親切に、「では ナッシングダン(取引不成立)で」と言ってきたが「いいよ、両方ダンで。
どこかの銀行に間に入ってもらえば、両方手数料払うから」と返した。 その後、恐れていた日銀からは何も紹介もなく、その後の介入注文も続いたのでほっとした。
介入が膨大となりアナログ的分析をする余裕がなくなったのだろう。今も報告が続いているかわからない。
*「日銀の注文の近くで反対の売りを入れない」という暗黙のルール=そんたくは文書化されているわけでもないし、その後転職した外銀のディーラーも知らなかった。
結論=「そんたく」は通常の活動を歪め、他者に迷惑をかける=モリカケ問題、日大アメフット問題。弱い立場にいる部下や顧客に「そんたく」させないのが
 良い上司である=良い監督=良い総理である。

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