「なぜ 米国大統領選挙は平日なのだろうか」
NY駐在中に現地行員が仕事中に抜け出すのを見てこれなら投票率が上がるかもと思っていたが、米国の投票率は高くないようだ。
日本は日曜だが低い。豪は日曜だが投票率は90%超。
毎日新聞に投票日についての記事があった
米国では大統領選の投票日は1845年、連邦法で「11月の第1月曜の次の火曜日」となりました。当時の有権者の多くは農民で、日曜日はキリスト教の安息日。投票所は主要都市にしかなく、交通の便は良くありませんでした。月曜日に農村から馬車で移動を始め、途中で1泊して投票所に着く想定をしたようです。
交通網が発達し、農村部にも投票所が増えた今では、投票率を上げるため、投票日を週末に変えるべきだとの指摘があります。
韓国で4年に1度の総選挙が今月13日の水曜日にありました。投票日は2004年までは木曜日でした。前年に週休2日制が導入されたことをきっかけに、水曜日に変更されました。木曜日を投票のために公休とすると、金曜日に有給休暇を取れば4連休になり、「旅行に出る人が増えて低投票率になる」との判断だったそうです。
英国では投票日は木曜日です。欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票も今年6月23日の木曜日に行われます。法律上は「クリスマスや祝祭日以外の平日」とだけ決められています。投票率アップを議論していた下院で03年3月、当時与党の労働党政務官は「歴史的に木曜日だが、どうしてかは分からない」と答えています。一般論としたうえで「日曜日は教会での説教に影響され、月曜日は説教の内容がまだ残っている。火、水曜は商店が開いている。金曜日は給料日で酒に影響され、土曜日は二日酔いになっている。結局、消去法で木曜日が残ったのでは」と説明しています。木曜日はかつて、商店が休みだったり、早く閉まったりする日だったそうです
最近のコメント