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2012年5月

2012年5月31日 (木)

ユーロ介入実績、ずいぶんご無沙汰

「ユーロ介入実績、ずいぶんご無沙汰」

*けっこう高い値段で買い介入をやっている。売りはなし

*ただユーロは対ドルでは安定しているので介入の必要がなかったのだろう。ユーロ円の円高はここまでは円の勝手でドル円が下がっていた

*ドイツはユーロの安定から若干の安さで潤っている

*中国より膨大な貿易黒字を出しながら、ユーロ圏全体では微々たるものなので、昔のようには、今の中国ほどには、為替相場を批判されず悠々自適のドイツ

平成
西暦
実施日 億円 NY終値    
18 2006          
17 2005          
16 2004          
15 2003 2月24日 66 127.25    
    2月25日 562 126.16    
    2月26日 137 126.22    
    2月28日 45 127.58    
    3月3日 47 128.04    
    3月4日 13 128.41    
    3月7日 86 128.87    
    5月8日 53 134.38    
    5月9日 776 134.75    
14 2002 6月28日 238 124.32    
13 2001 9月24日 215 107.35    
    9月26日 218 108.82    
    9月27日 219 109.88    
12 2000 3月8日 720 102.36    
    9月22日 1435 94.91    
11 1999 6月21日 1017 126.71    
    11月29日 527 103.45    
             
             
  億円 6374     総コスト

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2012年5月30日 (水)

NHK、元為替ディーラー苦節14年が開花、ミヤンマー

「NHK、元為替ディーラー苦節14年が開花、ミヤンマー」

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*昨日お伝えした、元為替ディーラーの大和証券稲見氏がNHK TVで紹介されていた

*在住14年、ミヤンマー後も駆使して現地に深く入り込む。東証、大和証券が協力し2015年のヤンゴン証券取引所開設へ向かう

*14年間の御苦労が実ってきた

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2012年5月29日 (火)

NHK登場、ミヤンマーの元為替ディーラー

「NHK登場、ミヤンマーの元為替ディーラー」

*かつて米銀で為替ディーラーとして活躍し、現在ミヤンマー在住14年の大和証券稲見氏が明日5月30日午前7時の「NHKおはよう日本」で登場する。

*東京証券取引所と大和証券グループ本社がタッグを組み、民主化が進むミャンマーで証券取引所設立を支援する

*ミャンマーは6000万人の人口を抱え、将来の経済成長が見込まれる「アジア最後の未開拓市場」。2015年までの証取設立を目指している

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横浜の野球の楽しい仲間たち

「横浜の野球の楽しい仲間たち」

①横浜国立大学が神奈川六大学野球入れ替え戦で神奈川工大を破り6シーズンぶりに1部昇格@関東学院大球場

②今日は都市対抗西関東予戦、我が「横浜金港クラブ」惜しくも三菱重工横浜に敗れる、6月1日の敗者復活戦へ回る
...
 三菱重工横浜 2-1 横浜金港クラブ @横浜スタジアム

横浜ベイスターズ2-1 オリックス、2008年5月26日以来、4年ぶりにオリックスに勝利、14連敗でストップ@横浜スタジアム,オリックスって強豪だっけ?????

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2012年5月28日 (月)

これだけ消えた年金の運用

「これだけ減った年金の運用」

*消えたのはAIJだけではない

*GPIF資料より

年金積立 管理運用独立法人
GPIF 運用資産残高(兆円)
23年度末 108.1
22年度末 116.3
21年度末 122.8
20年度末 92.5

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2012年5月27日 (日)

円高はここから始まった

「円高はここから始まった、為替の町、円高の町、日本橋」

*久々に都心へ上京。日本橋界隈を散策した

①1985年9月23日 秘密裏に行われたプラザ合意の声明は、休日であったが日銀が銀行 ここ三越ライオン前に呼び出し、ドル売りの協力を依頼した。1月260円、9月240円から12月には、関西勢のドル売りもあり200円割れとなった。

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旧東京銀行本店(外為専門銀行でもあった、我が母行)。戦前は東京銀行の前身である世界の三大為替銀行のひとつ横浜正金銀行(YSB)が為替介入も行っていた。戦前はその本店がある横浜馬車道や本町通りが貿易金融の中心であったが、戦後は日本橋へ。為替介入は横浜正金銀行から日銀に移った。日銀の隣にある東京銀行が為替介入の委託を受けることとなった。現在1階がコンビニなっていることは寂しい。せめて為替歴史館にでもしてほしかった。

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その日銀、日本橋本石町

1985年11月には内需拡大を目指す日本であったが、日銀は金融引き締めを行い内外からの批判を浴び即刻とりやめた

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④関東大震災後の金解禁とその禁止に絡む投資家のドル買円売りは「非国民的行為」とされ三井財閥、安田財閥の長の暗殺までに発展した。三井信託銀行。ドルを買ったら殺された時代。

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*ライオンは見ていた円高の歴史

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*

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2012年5月25日 (金)

デフォルトのエンロンが返済した、ギリシャは

「デフォルトのエンロンが返済した、ギリシャは」

*デフォルトと言う言葉を聞くと驚く人が多い

*デオルトを何度か経験している私にとってはそうでもない。

去年の話だが、企業の財務部門にいる友人が2001年に破たんしたエンロンの社債に関する和解金が振り込まれてきたという。

米国における集団訴訟手続きで和解が成立して和解金を受領したからだそうだ。元本割れ分を埋めるばかりでなく上乗せされていたそうだ

*デフォルトしたウクライナは完済、アルゼンチンは返済中。ギリシャはこれから。

*日本のAIJはどうなるのだろう。意外と日本のほうが誠意がないということにならないように。

*友人が来月返すと言って貸したが返してこなかった。これがデフォルトである。再来月返してくれるかもしれない。いつか返してくれるかもしれない。返してくれないかもしれない。貸したほうも自己責任だ。貸す方も能力が必要。友情で貸してもいいが、その時はもう戻ってこないと覚悟するのが想定だろう。ただ個人にしろ、企業、国家にしろ誠意のある人は返してくる。国債は無担保であるが、徴税権という収入はある。

*ギリシャの問題は財政統一、総選挙、共同債、ユーロ離脱などいろいろ話を複雑にしているが、要はギリシャ人が返すか返さないかだけだ。

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2012年5月24日 (木)

主要国の対外純資産

「主要国の対外純資産」

*ただ日本の外貨準備100兆円も含まれている。

*国内借金は1000兆円>253兆円

Ws000003

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2012年5月23日 (水)

注文状況の巧み、ユーロ円、豪ドル円

「注文状況の巧み、ユーロ円、豪ドル円」

*昨日は豪ドル円など4月からの損切り売り先行から一転、損切り買いが以下のように入っていた。豪ドル円は79.0、ユーロ円は102円

*それが執行されると、下落した(パパデモスさんの発言もあった=パパデモスさんの発言は過激だが詳細を見るとそれを避ける努力をすべきだと言っている=為替はヘッドラインゲームだから、ヘッドラインがすべて=行間どころか、詳細も読まない)

*以下昨日のユーロ円注文

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*昨日の豪ドル円注文

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2012年5月22日 (火)

紙がなくなってきたオーストラリア

「紙がなくなってきたオーストラリア」

「豪長期金利低下は借金減少も一つの要因」

 豪長期金利が欧州信用不安や豪国内景気減速で低下し3.5%を割り込み先週は3.12%をつけた。この低下の理由は他に財政赤字から黒字化予想で豪国債発行が減少することも大きく影響している。豪政府は2012/13年度(2012年7月―13年6月)には年間の純債券発行額を今年度の440億豪ドルから90億豪ドルに削減する見通しだ。

*紙(債券)がなくなってきている。これは豪ドルを下支えするだろう。週足のボリバンが下限にきていること、雇用、消費者信頼感の改善、融資残高の増加も出ているので豪ドルも反発か

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2012年5月21日 (月)

最近低調な機関投資家の外貨投資

「最近低調な機関投資家の外貨投資」

*かんぽは昨年から1400億円減少

*日生はコンスタントに増加

*公的年金(GPIF)はまだ12年3月は公表されていないが、12月では急減

*この大手3社だけで1年間で推定2兆円減少、貿易赤字となりつつあるが、投資家は個人、法人ともに元気なく海外に資金を流出させない

  億円 かんぽ 日本生命 年金   増減
2012年 3月 6186 104528 仮200117   310831 -21752
2011年 12月     200117      
2011年 6月 7561 100829 224193   332583 -950
               
  3月 7237 101094 225202   333533 16740
               
2010年 12月 6835 98724 211234   316793 8433
               
  9月 7241 90504 210615   308360  

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2012年5月20日 (日)

G-8サミット要旨、米仏が英独抑える

「G-8サミット要旨、米仏が英独抑える」

「米仏連合(成長)が英独連合(緊縮)を抑える」

*経済成長と財政改革の両方を進める

*ギリシャがユーロ圏にとどまることの重要性について認識を共有

*イランなど中東情勢の緊迫による原油価格高騰を適切なタイミングでの石油備蓄放出で抑える

(感想)

・欧州不安にやや落ち着き。ただ成長の財源や具体的な手法を出さないと市場沈静化への薬の効果は切れる
・先週末のユーロの戻しはG-8期待ではなくギリシャの最新の世論調査で緊縮策を支持する政権与党が過半数を獲得する見通しを示したことであった。ギリシャ政局を引き続き重視したい。

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2012年5月19日 (土)

金融危機は日経におまかせ

「金融危機は日経におまかせ」

*エンロン、上海、ドバイ、リーマン、ギリシャなどなんとかショックはいろいろあれど
 いつも一番下がるのは日経平均 円高になっても株には流入しないようだ

*すべて日本ショックになっている。そして海外ショックが終わっても日経の戻りは遅い

*株を上げるのがいい政治家、民のカマドから煙が立たないといけない

*万年ショック国 ニッポン 「対策は増税だ」 か?

4月末から5月の株        
  4月30日 5月18日
NYDJ 13213.63 12369.38 -844.25 -6.39
ナスダック 3046.36 2778.79 -267.57 -8.78
上海総合 2396.32 2344.52 -51.80 -2.16
FTSE 5737.78 5267.62 -470.16 -8.19
DAX 6761.19 6271.22 -489.97 -7.25
日経 9520.89 8611.31 -909.58 -9.55

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2012年5月18日 (金)

中国の巧み、元安推移で

「中国の巧み、元安推移で」

*人民元はジリ安推移を続けている。17日終値は1ドル6.3252。中国景気減速に沿った動きでもある。円は逆にジリ高。

*4月14日には人民元相場の対ドル変動幅を5年ぶりに拡大した。米国を中心に高まる国際的な人民元改革圧力に対応したと評価する報道も多かったが実際は元安相場となっている

*今日からG-8。議題の一つであるIMFの増資であるが、日本が600億ドルの出資を表明したが、中国(ブラジルも)はまだ具体的な金額を表明していない。日本は国内では「不退転の金欠」と言っているが、海外からは「お金が余ってしょうがない」と見られているだろう。

Ws000000

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2012年5月17日 (木)

ユーロ反発、豪ドル続騰、スイス土俵際、ユーロポンド、豪ドルNZ、ユーロスイスでは

「ユーロ反発、豪ドル続騰、スイス土俵際、ユーロポンド、豪ドルNZ、ユーロスイスでは」

①昨日は英国インフレ見通し低下、景気減速でユーロが対ポンドで反発

②豪ドルは4月半ばから対NZドルで強調推移(NZは雇用悪化、GDP下方修正あり)

③ユーロスイスは土俵際相場が長い

*①ユーロポンド

Ws000000

*②豪ドルNZドル

Ws000001

*③ユーロスイス

Ws000002

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2012年5月16日 (水)

日本人に余裕なし

「日本人に余裕なし」

*4月外貨投信残高はまた減少

*不況なくして円高なし(=好況なくして円安なし)

  億円
1月 272498
2月 273646
3月 281227
4月 287263
5月 280756
6月 278912
7月 271628
8月 257966
9月 235389
10月 250022
11月 229348
12月 228665
2012年  
1月 233175
2月 248668
3月 246089
4月 242756
2007年  
12月が最高 368846

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2012年5月15日 (火)

79円では特段ありません

「79円では特段ありません」

(問)

為替について、79円台でくすぶっている状況だと思うんですが、ここについて要因分析も含めて大臣のご所感をお願いします。

答)  特段ありません。

*安住財務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年5月11日(金曜日)

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2012年5月14日 (月)

先週は月と木だけドル円、クロス円上昇

「先週は月と木だけドル円、クロス円上昇」

 先週は7日(月曜)と10日(木曜)だけドル円とクロス円の日足は陽線であった。週を通じれば陰線であったが、その両日は陽線。

7日はGW明けで実質ゴトビ、10日もゴトビ。仲値は東京市場だけの需給要因でいつもゴトビの日足が陽線となるわけではないか、GW明けの先週は、GW中に溜まっていた外貨需要が出たので終日、ロンドン、NYを含めて陽線となったのであろう。さらに新年度の輸出先行も一服してきたこともある。また来年も覚えていたらこの需給のクセをご利用して頂きたい。

*

Ws000000

*

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2012年5月13日 (日)

なぜポンド、カナダが上位なのか、円最下位なるも巻き返し

「なぜポンド、カナダが上位なのか、円最下位なるも巻き返し」

*ポンド首位へ、カナダ2位(カナダは指標良く、中銀も利上げ示唆。英はユーロの対価で買われ首位か)

*NZが首位から落ちる、ランドも6位へ、両国ともに雇用が悪化

*米ドルも8位から5位へ躍進

*豪ドル低迷 円に2差まで迫られる

*やや団子レース、円は季節の需給で盛り返す

  5月11日現在  
    対円%
1位 ポンド 7.43
2位 カナダ 6.1
3位 スイス 4.95
4位 NZ 4.55
5位 米ドル 3.93
6位 ランド 3.79
7位 ユーロ 3.6
8位 豪ドル 2
9位 日本円  
  4月 対円%
1位 NZドル 9.16
2位 ポンド 8.36
3位 ランド 7.9
4位 スイス 7.39
5位 カナダ 7.32
6位 ユーロ 6.04
7位 豪ドル 5.94
8位 米ドル 3.77
9位 日本円  
  3月 対円%
1位 ランド 13.7
2位 NZドル 13.49
3位 スイス 12.1
4位 ポンド 10.96
5位 ユーロ 10.95
6位 カナダドル 10.16
7位 豪ドル 9.18
8位 米ドル 7.74
9位    
  2月 対円%
1位 ランド 13.8
2位 NZドル 13.12
3位 豪ドル 10.89
4位 スイス 9.51
5位 カナダドル 8.82
6位 ユーロ 8.4
7位 ポンド 8
8位 米ドル 5.5
9位  
  1月 対円%
1位 NZドル 5.17
2位 豪ドル 3.12
3位 ランド 2.95
4位 スイス 1.14
5位 カナダドル 0.97
6位 ポンド 0.47
7位 ユーロ 0.08
8位  
9位 米ドル -0.81

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2012年5月12日 (土)

こんな金利もあったのね、NZ編、265%も

「こんな金利もあったのね、NZ編」

*6月14日が次回政策金利決定、現在2.5%。今年初めまでは、クライストチャーチ地震以降常に先行き利上げ予想があったが、今は利下げ予想も出てきている

1985年3月には265%となっている(NZ中銀資料、何があったのだろう)

25 Feb 1985 23.00
26 Feb 1985 26.30
27 Feb 1985 33.00
28 Feb 1985 54.30
01 Mar 1985 37.90
02 Mar 1985 ..
03 Mar 1985 ..
04 Mar 1985 54.30
05 Mar 1985 154.30
06 Mar 1985 196.40
07 Mar 1985 85.00
08 Mar 1985 265.00
09 Mar 1985 ..
10 Mar 1985 ..
11 Mar 1985 232.00
12 Mar 1985 118.60
13 Mar 1985 34.30
14 Mar 1985 17.50
15 Mar 1985 18.90

*世界のデフレ傾向は続く。

*各年1月の金利

Ws000000

*月別 各年1月エクセル

Average for  
period ended Overnight Interbank
  Cash Rate
Jan 1985 14.89
Jan 1986 17.21
Jan 1987 23.29
Jan 1988 15.34
Dec 1989 13.18
Jan 1990 13.51
Jan 1991 11.75
Jan 1992 7.31
Jan 1993 10.07
Jan 1994 4.54
Jan 1995 8.40
Jan 1996 8.81
Jan 1997 7.63
Jan 1998 8.66
Jan 1999 3.35
Jan 2000 5.12
Jan 2001 6.50
Jan 2002 4.75
Jan 2003 5.75
Jan 2004 5.03
Jan 2005 6.50
Jan 2006 7.25
Jan 2007 7.41
Jan 2008 8.16
Jan 2009 4.66
Jan 2010 2.42
Jan 2011 2.92
Jan 2012 2.40
Feb 2012 2.41
Mar 2012 2.43
Apr 2012 2.45

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2012年5月11日 (金)

為替人生に必要なことはすべてディーリングルームで学んだ

「為替人生に必要なことはすべてディーリングルームで学んだ」

*はたかれ、どつかれ、メンチを切られ、どやされ、時に「出ていけ」「ボケ」「アホ」「バッキャロー」と罵声を浴びながら
大きくなった

*怒るほうも、ポジションを持って戦っているので、儲からないと下もバカにする。

*銀行の他の上品な年功序列の職場とは違う、下剋上の社会。

*今ならパワハラの世界。上司のために「朝飯」「昼飯」をつくりコーヒーも入れていた。洗濯まではしなかったが、PL学園の野球部の寮生活のよう。ただ上司がいろいろ教えてくれたのは確かであった。

*どついた人もどつかれた人も今は楽しい仲間たち

*TGIF

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2012年5月10日 (木)

相場観のない人と戦ってはいけない

「相場観のない人と戦ってはいけない」

*今朝はゴトビの外貨需要でドルが上昇した。GW明けの7日も同様だった

*仲値は輸入が多くなる。もちろん仲値決定が過ぎれば輸出もでる。これらの人はみなさんと戦っているわけではない。決済しなければいけないので売買する。

*買ったらそれで終わり、売ったらそれで終わり。買い切り、売切りだ。終われば市場は見ない。上がっていようと下がっていようと、その日に売買する。売り戻しも買い戻しもしない

*みなさんの相場観と喧嘩しているわけではない

*ただ相場というものは、こういう相場観をもたない人々(実需)で作り上げられていく。

*仲値決定の短時間ではドルが上がりやすいが、これまでの日本は、それ以降の時間帯に出る膨大な輸出が長期的円高トレンドを作ってきた。今貿易赤字になろうとしている日本の為替相場トレンドはゆっくり変わろう(クロス円は2000年から変調している)

*相場観のない人と戦ってはいけない。相手は戦っていないのだから。ただ結局は「ない人」=実需が相場を作る。つねに相場観のない人の動きと同じ相場観を持ちたい。

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ユーロ通貨統合で転勤してきた人々、0.8へユーロ安となった発足当時

「ユーロ通貨統合で転勤してきた人々、0.8へユーロ安となった発足当時」

*1999年1月1日の欧州通貨統合以降、私のいた仏系銀行にもフランス人が増えてきた

*通貨統合により、マルク、仏フラン、ポルトガルエスクード、スペインペセタ、アイルランドプント、イタリアリラなどの為替ディーラーや金利ディーラーが不要になり、日本にも余剰人員が派遣されてきたのであった

*また資本面でも通貨統合でEU内でのコスト削減があり余剰資金が世界各地に振り分けられ、ユーロ売りが進みユーロは発足時の1ユーロ=1.16米ドルあたりから0.82へ、対円で130円から88円へ下落した

*その後はFRB、ECB、日銀などの協調介入でユーロは支えられ上昇の道を辿り、2008年に1.60、169円をつけた。

*FXが始まった日本は、雇用が拡大しただろう。

(以下は年足)

*ユーロドル年足

Ws000000

*ユーロ円の年足

Ws000001

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2012年5月 9日 (水)

ユーロが崩壊するとユーロが急騰するのだろうか

「ユーロが崩壊するとユーロが急騰するのだろうか」

*ユーロが崩壊すると、ユーロがなくなるので急騰はしないか

*ギリシャなどシエスタ国と、独などのノンシエスタ国に分かれる。

*当初はノンシエスタ国のギリシャなどへの債権取り立てが難航して売られようが、時間が経てば、ノンシエスタ国の膨大な貿易黒字だけが残り「新ユーロ」は急騰して再び独の輸出業者は苦境に陥るだろう

*勤勉な国から見ればギリシャ急進左派連合のツィプラス党首の「EU・IMFとの支援合意は無効になった」発言は怒りを感じるだろうが、それも一つの文化の違い。これが中東に行けばもっと異なった考えがでてくる。先進勤勉国の論理で急いではいけないだろう.

他国を理解することがグローバルである。儲けることがグローバルではない。

*ギリシャはシエスタ、独も日曜は商店は営業しない。日本はやはりよく働くようだが、日本の場合は大きな会社や大きな官庁になれば会社で休むという風習もある。家で休むか会社で休むかの違い。

*話はそれたが、ユーロが崩壊、崩壊というのは大げさな言葉だが(元に戻るだけ)、のいろいろな想定も行っておいてください。

*ユーロ崩壊の話が出ると、円高で日本が崩壊というか、世界で株が一番下がるだろう

リーマンショック、ドバイショック、エンロンショック、上海ショック ショックで下がるのは当該国でなく日本の日経

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2012年5月 8日 (火)

やはりこれしかないのだろうか

「やはりこれしかないのだろうか」

*地震、津波、たつまき

*3人用 でもいつもそばに置いておけるわけではない

Hinan1

Hinann2

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これもチャート、官製チャート

「これもチャート、官製チャート」

*ユーロスイス1.20を這う

*昨日の指標は

4月失業率 前 3.2% 予3.1% 結果3.1%
4月消費者物価指数 [前年比] 前-1.0% 予-0.9% 結果-1.0%

*長期金利10年債は日本より低い0.67%

Ws000001

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2012年5月 7日 (月)

円売り、円買いも彼岸まで

「円売り、円買いも彼岸まで」

*だいたい1年のおざっぱな動きはこんなものだろう

*円売りは秋のお彼岸から春のお彼岸まで、
*円買いは春のお彼岸から秋のお彼岸まで

*これは輸入予約、輸出予約のリズムである

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2012年5月 6日 (日)

為替の誤解

「為替の誤解」

*ファンダメンタルズで為替相場が動く 
*投機筋が市場を支配している
*IMM投機筋のポジションを見ていれば儲かる
*実質実効相場が円安だから輸出業者は安泰である
*GWや夏休みは日本人が海外旅行へ行くのでドルが上がる

*これらはすべて為替を正しく言い表していない

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2012年5月 5日 (土)

年間通貨ペナントレース月別変遷

「年間通貨ペナントレース月別変遷」

*円は2月から最下位、3月は6通貨に対し年初来10%以上の円安となったが

 4月の新年度の円高で、依然最下位ながらも、その差を縮めている

*現時点(5月4日NY終値では1月6位だった英国ポンドが首位にたっている)

  1月 対円%
1位 NZドル 5.17
2位 豪ドル 3.12
3位 ランド 2.95
4位 スイス 1.14
5位 カナダドル 0.97
6位 ポンド 0.47
7位 ユーロ 0.08
8位  
9位 米ドル -0.81
  2月 対円%
1位 ランド 13.8
2位 NZドル 13.12
3位 豪ドル 10.89
4位 スイス 9.51
5位 カナダドル 8.82
6位 ユーロ 8.4
7位 ポンド 8
8位 米ドル 5.5
9位  
  3月 対円%
1位 ランド 13.7
2位 NZドル 13.49
3位 スイス 12.1
4位 ポンド 10.96
5位 ユーロ 10.95
6位 カナダドル 10.16
7位 豪ドル 9.18
8位 米ドル 7.74
9位    
  4月 対円%
1位 NZドル 9.16
2位 ポンド 8.36
3位 ランド 7.9
4位 スイス 7.39
5位 カナダ 7.32
6位 ユーロ 6.04
7位 豪ドル 5.94
8位 米ドル 3.77
9位 日本円  

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2012年5月 4日 (金)

OCTフェスタ IN MAY

「OCTフェスタ IN MAY」

*まもなく国際仮装行列がスタートします

10月のビアパーティーより盛況なMAYの赤レンガ倉庫ビアフェスティバル

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