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2012年1月 3日 (火)

デフォルトのアルゼンチンは順調に返済中

「デフォルトのアルゼンチンは順調に返済中」

 *2001年にアルゼンチンがデフォルトした。その後リスケジュールを実行するまで2年程度かかったように思う。元本を減免したり満期延長で金利を減免する方法がとられた。

*円で5%程度あった金利は1%に低下した。ただGDP連動債というのがついていてGDP成長に合わせて金利が増加する。マイナス成長なら追加金利は受け取れない仕組みだ。2011年は受け取り金利が3%程度となった。デフォルト以降アルゼンチンは5%以上の成長を遂げてきたからだ。

*満期は20年後くらいでその時が心配だが、日本の投資家は年金代わりの投資としていた年配者が多く、20年後はアルゼンチンより自分がどうなっているかわからない。

何はともあれ、アルゼンチンの増税、社会福祉縮小などの緊縮も重要だが、国が成長していかないと債務返済も滞るだろう。一方元々低成長で爆発的な伸びが想定しにくい欧州の重債務国が返済するには時間がかかるだろう。でも何故年寄り大国がお金を借りすぎたのだろう。日本もよく考えたいものだ。

「スウェーデンの税金は本当に高いのか」竹崎孜著 あけび書房を読みながら
 (スウェーデンの税金は徹底して国民生活に還元される。可処分所得は日本よりスウェーデンが多いなどの内容)

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