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2012年1月 4日 (水)

為替はまずは感情から入ろう

「為替はまずは感情から入ろう」

*横浜の新年のリーテイルセールは盛り上がっていたようだ。中華街は熱気あふれ混雑し、みなとみらいでも行列がレストランや家電店で並んでいた。景気が良いか悪いかは中小企業の経営者と話をするか、街をぶらつくに限る。政治家やエコノミストの意見よりも実際に感じたい。

*さて為替もまず感情やフィーリングを大切にしている。市場の予想や経済のファンダメンタズとは違った感触を市場から見つけ出す。日本は経常黒字国だが、東京市場では円高にならず海外で円高になる。月のよって明らかに相場のクセがある。時間、季節によって頭が重くなったり底堅い感触がある。

*その感触は不自然ではなく、需給で説明できるものが多い。為替はファンダメンタルズや一般的な予想には素直でないが需給には素直だ。

*先ずは感情、フィーリングでクセをみつけ需給は数字で裏をとっていきたい

*以下は読者の質問からの回答である

質問「いわゆる”アノマリー”(説明のつかないような値動き)との付き合い方について心得などありましたら教えてください。」

*回答「アノマリーとは例外、変則、不合理とかいうのが本来の意味ですが、株ではファンダメンタルズやニュースとは関係なく季節的に動く相場のクセとして使われているようです。12月に株が安く1月に上げる(12月に決算で売り1月に新規投資するため)などよく当たる経験則の意味を持っているようです。為替では1985年から1990年ごろに私が経験則で言われていることは何故かと調べて公表し今や市場でも流布しています。月曜、金曜の仲値でドルが上がりやすいとか、ゴトビでドルが上がる、2,5,8,11月はドルが下がりやすい。7月はドルが上がりやすい。4-8月はドル売りが出やすい、晩秋から初冬はドルが下げ止まるなどです。

ファンダメンタルズから見ればこのような動きは「アノマリー」と言われそうですが、実際の為替の季節的需給、商慣習的な需給に基づいた動きです。ただ商慣習的なものは少し変化があるので思い込んでやらずに柔軟にその時々の実需の需給をチェックして取り引きをなさってください。(詳しくはID為替、IDリポートでご覧ください。」

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