マクロウェーブ・インベストメント : かかし
読者の皆さま、2年間どうもありがとうございました。
そして、野村さん、楽しい投資仲間たちの皆さま、このブログのタイトルの通り、楽しく参加させていただいたことをとても感謝しております。
私の投稿も残すところあと3回。 そこでNHKではありませんが、3回にわたって総集編として、私の投資に対する基本的な見方をお話ししてみたいと思います。
2年前、リーマンショックから日も浅い2008年12月1日に書いた最初の記事とタイトルは「嵐の船出!?」。その時のメモを読み返すと、最終的には本文から削除してしまいましたが、サブタイトルとして「後に待つのは台風一過の青空か?」としていました。もっとも、状況はさらに厳しいものになりましたが・・・
そして、翌年2009年2月16日から何回かにわたって「次の一手を考える」というタイトルで、マーケットの底打ちについてお話ししました。幸いマーケットは3月を底に大幅な上昇に転じました。
しかし、2009年の暮れ、12月21日には、「来年の株式市場は?」というタイトルで、2010年後半のマーケットが大きく悪化する可能性を指摘しました。振り返れば、9月1日には日経平均株価が9,000円を割り込み、8796.45円をつけるなど厳しいマーケットでした。
ところが、その厳しいマーケットにもかかわらず2010年9月6日には「2011年の株式市場を読む」と題して、かなり大きな回復を予想しています。結果をこのブログでご報告できないのが残念ですが、ぜひ来年を楽しみにしていただきたいと思います。
振り返れば、マーケットの厳しい局面が長く、私の投稿記事のタイトルには、「注意報」だの「警戒警報」だの「徐行運転」だの、何ともつまらないものが並んでおり、恥ずかしい限りです。まるで戦時中の新聞です。
そして、来年は戦後の復興期を感じさせる雰囲気が漂いそうです。「銀座カンカン娘」や「東京ブギウギ」が流れそうです。これらに曲がピンとくる人は「ALWAYS 3丁目の夕日」世代ですね。
今日は前置きが長くなってしまいました。細かい話は次回にさせていただきますが、最も重要なポイントは、株式が経済の体温計であるということ。
デイトレードで超短期に株価を追っていれば、ほぼランダムな動きですから、テクニカル分析を中心としたアプローチが中心になります。もちろん、これはこれで非常に重要なことで、私も楽しんでいるのですが、経済の動きを把握して株式市場を見ると、一段と深い楽しみ方ができるということを強調しておきたいと思います。
経済の動きと株式市場を関連付ける投資手法は「マクロウェーブ・インベストメント」と呼ばれています。
このアプローチによる代表的な著作としては、カリフォルニア大学のピーター・ナヴァロ教授が書いた「ブラジルに雨が降ったらスターバックスを買え」(ダイヤモンド社 2002年)があります。教授の考え方を図解したものが次に示す図です。
私自身もこの投資スタンスを重視しており、同様なものを作成していますが、それは次回にご報告したいと思います。
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