2011年も新興国の成長は速い!?
野村さん、執筆者の皆さま、読んでくださった皆様、2年間どうもありがとうござました。既に皆さんがお書きですが、このブログも今日が最終日となりました。
ですが、アジアでは今日も取引がある国があります(なので、あとで今日のアジア株の記事をアップします)。
というわけで、まずは昨日のアジア株と新興国株、週間騰落率、年間騰落率です。
アジアはタイ、マレーシア、日本を除き上昇。ブラジル、ロシア、南アフリカ、トルコも上昇。一方、アメリカの新規失業保険申請件数が3万4000件減少し、12月のシカゴ地区の製造業景況指数は68.6と1988年7月以来の高水準になり、全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売成約指数は前月比3.5%上昇したものの、ダウは下落しました。それにても、大納会だった日本で日経平均が1.12%も下げるとは…。
今週一番大きく下げたのは上海総合指数、大きく上げたのはジャカルタ総合指数でした。年初来騰落率も同じペアです。インドネシア株はそろそろいったん利益確定しようかと個人的には思いますね。利確してキャッシュが手に入ると旅行に行きたくなるという問題もあるのですが…。
今週もいろいろなニュースがありました。中国は利上げをしましたし、台湾、ロシアも利上げをしました。今日は韓国がCPIを発表しています。前月比では0.6%プラス(前月は-0.6%)、前年比では+3.5%です。
今朝のロイターのニュースに、IMFの主任エコノミストのオリビエ・ブランシャール氏が、2011年も先進国の成長は鈍く新興国は速いペースで景気回復の二極化が続くという見方を示したとあります。
ADBでは12月23日にアジア新興国の2011年の成長率予測を発表しています。
また、英エコノミスト誌は2019年に中国のGDPがアメリカを抜いて世界一になるという記事がありました。
その中国ですが、南アフリカにBRICs加盟を呼びかけたり(…って、BRICsはゴールドマンサックスの作った言葉でしたよね?)、中国の財経誌が中国当局は2011年~2015年(第12次5カ年計画t)のGDP伸び率を7%に設定する可能性があるとしたり、中国銀行が2011年のGDP成長率は9.5%、インフレ率は4%に達し、少なくとも3回は利上げする可能性があると予測したりしています。
ちなみに、これもロイターの記事ですが、IMFの発表したデータによると、第三四半期末時点で、世界の外貨準備に占めるドルの割合が61.3%に低下したそうです。第二四半期末は62.1%ですから、0.8%低下しています。ユーロは26.9%、円は3.6%で第二四半期末からはいずれも上昇。豪ドルやカナダドルなど資源国通貨の割合も上昇しているそうです。
2011年もアジアを中心とした新興国株は期待できそうな気がします。
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