S&Pとムーディ-ズのNZ格付けの違い
「S&Pとムーディ-ズのNZ格付けの違い」
*S&Pの格付けはこまめだ。それに対してムーディーズの格付けはなかなか変わらない。
*S&Pの格付け変更の際は偶然だろうが、米系証券の景気見通しなどど重なることがある
*最近のS&PのNZの格付けは以下の通り、「下げて上げて下げて」であった。
*一方、ムーディーズはあまり動かない。ムーディーズまで動けば真剣に考えたい
①S&P
2010年11月22日
*S&P外貨建てソブリン信用格付けの見通しを「ステーブル(安定的)」から「ネガティブ(弱含み)」に変更した
2009年5月28日、NZの外貨建て格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。格付けは「AA+」で据え置いた。
この日発表の予算案が「中期的な財政安定化を支援する」内容だったことが理由。
2009年1月13日
S&PはNZの外貨建ておよび自国通貨建ての長期格付けを確認した。今回、外貨建て格付け「ダブルAプラス(AA+)」の見通しを安定的から「ネガティブ」に変更、自国通貨建て格付け「トリプルA(AAA)」の見通しは安定的で据え置いた。短期格付け「A─1+」を確認した。
外貨建て格付け見通しを変更したのは、ニュージーランドの経常赤字(2008年GDP比約8%)で明らかなように国際収支の不均衡が進んでおり、これを踏まえ、同国の経済政策の柔軟性が低下していると判断したため。
②ムーディーズ
*米ムーディーズ:NZのソブリン格付けは先週の地震で圧迫されない
2010年9月7日=米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはニュージーランドのソブリン格付けが先週の地震で圧迫されることはないだろうとの見解を示した。
(2010年10月 1日 (金)私の投稿記事)
「NZの格付けをAaaで据置、ムーディーズ」
ムーディーズのNZへの評価
「経済は強いが、非常に強いわけではない」
「成長は2000年から2007年の平均成長率の3.3%よりは弱い」
「政府は、与野党ともに財政規律を守っている」
「金融の弱さはない」
* New Zealand's vulnerability remains low, even in terms of financial stress.
* Economy's strength is "high" but not "very high".
* Growth going forward expected to be weaker than the 3.3 per cent average between 2000 and 2007.
* Government, of whichever party, expected to retain fiscal discipline
ちょっと甘い見方と言う気もするが 行ってみればのどかな良い国
なんてたって本州を横浜市の人口で住んでいるのだから国土は狭くてもゆったり。
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