今週の豪ドル相場:津田
(豪ドル日足)
(豪ドル円日足)
先週の豪ドル相場
先週の相場レンジ AUDUSD 0.9815-1.0183 AUDYEN 79.21-82.65
先週は米中間選挙で民主党が記録的大敗、米FOMCでは長期国債など6000億ドルの追加量的緩和を発表、金曜日の米雇用統計はNFPRが予想を大きく上回る伸びを見せ、NYKダウはリーマンショック前の水準を回復した。また対ドルでは資源通貨が上伸。豪ドルは変動相場制移行後の最高値1.01台に上昇し、カナダドルも対米ドルでパリティーに達した。背景となる商品相場が堅調で金価格は1400ドル一歩手前まで史上高値を更新し、商品先物インデックス(CRB)は313台に世界金融危機以降の高値を更新している。一方各国中銀の金融会合では上述のFRBの追加金融緩和以外にECBやBOEや日銀が政策金利や緩和策を現行で据え置いたこととは対照的にRBAは利上げを行い市場を驚かせた。
米ドルはFOMCでのほぼ予想通りの追加緩和の後、”buy on fact“もままならない状況であったが、さすがに予想の倍以上の就業者数増加を受けて週末に向けて反発に転じた。ただ資源通貨は高値圏を維持して越週した。
今週の豪ドル相場
今週の予想レンジ AUDUSD 0.9900-1.0300 AUDYEN 80.00-84.00
今週はAPECにソウルG20と国際会議が目白押し。先ほど閉会したAPEC財務相会議では通貨安競争の回避や過度の不均衡是正に加えて為替の過度の変動や無秩序な動きを回避する旨の合意も発表された。
ここまで年後半進捗してきた米ドル安であるが、かかる国際会議での通貨安定策に加えて金曜日の米雇用統計を受けて来週はドルの買戻しが先行する可能性がある。ただその中でも豪ドルは米ドルよりはるかに勝る”景気格差、金利格差“を武器に、史上高値圏にあるとは言うものの、下値は限定的であろう。
高値圏での利食い売りと新たな買いの交錯する展開が予想される。
米ドル先安感は市場に根強いものの、雇用統計のように予想外の強い指標が出始めれば、力任せの米ドル売りも徐々にワークしなくなるのではなかろうか。
それではHave a nice week !!!
Joe Tsuda
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