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2010年11月15日 (月)

元為替ディーラー鍼灸師の健康迂話

「元為替ディーラー鍼灸師の健康迂話」
呑氣堂健康迂話 命日 

すっぽりと灰色の雲に覆われた空から、冷たい雨が落ち始めた。天気の崩れは予報より遅れ気味できのうは一日暖かだったが、きょうはこれからぐんぐん気温が下がって真冬並みの寒さとなりそうだ。そろそろ初雪が降っても平年並みの時期を迎えた。

明日が父親の命日なので、きのうは時間をみつけてお墓の掃除に行ってきた。家から車で10分もかからない小高い山の中腹にある墓地に足を運んだ。この時期はマツやスギ、イチョウなどの落ち葉で道がびっしり埋められているので、なかなか大変な作業でもある。

クマ注意の看板を見ながら曲がりくねった急勾配のS字カーブを昇ってゆく。中学生の頃は、この坂をダッシュで駆け上がるトレーニングを何往復もしていたものだが、いまではどうだろう。一度あがれるかどうか。おそらくすぐに息があがってしまうだろう。

ちょうど3年前の11月16日は、大雪だった。父の死を悼む方から、「お父さん寒くねぇべか」と声をかけていただいたことを思い出す。たしか、「雲の上は暖かいところなのではないでしょうかね」と応じた記憶がある。さて、いまごろはどこで何をしているのだろうか。

変化のスピードが早すぎて、これからは大変な世の中になるだろう、この過疎地の集落の行く末はひどいことになるのではないか、と父が案じていたのがもう10年近く前のことだろうか。いずれも現実となり、未解決のまま徒に日々が過ぎてゆく。

母親の面倒をみるように、孫達が困ったら相談に乗ってよく導いてやるように、というのが父が遺した言いつけだった。その孫たちは、命日になると、父親に対して鏡台におみやげやらおかしやらを献じており、なかなか義理堅い。ことしは何が供えられるのかな。

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