外為入門129、日本の借金と調所広郷
「外為入門129、日本の借金と調所広郷」
いつか返さなければならない国債であるが その手段が少子化対策不在の需要不足の中、増税か政府リストラしかなければ限界、破綻がいつか来よう。 いつも例に出されるのが薩摩藩「調所広郷」の財政再建である。 10万両の年間収入に対し借金5百万両に達したが、藩債を発行し無利子250年賦にした。また収入を増やす為 黒砂糖の専売と琉球貿易の促進をした。 その際に古い借金証文を出させて焼いた。広郷は文句があるなら自分を切り捨てろと言ったが、武士にも切りかかれない時代だし、切りかかっても返済してもらえない。まさに現在同様 Too big to fail である。
その薩摩藩の250年賦の強制募集日が1835年だからその満期は2085年である。誰か証文をもっているのだろうか。調べると返済は明治4年の廃藩置県まで続いたそうでその後明治政府に引き継がれたそうだ。その後返済したのだろうか。うやむやになったのだろうか。
しかし1両1円だから5百万円なら返せたであろう。インフレとは債務者にとってかくもありがたいものだ。
さてデフレ下ではしてはいけない借金が膨張する日本はどうなるのであろう。現在は収入の20倍くらいの借金だがいずれは薩摩のように50倍になるのが自然の流れだ。返済されるあてもないように思える国債を保有し続けてよいのだろうか。 一瞬に燃やされたら世の中はどうなるのだろうか。保護預かりで国債を見たこともないが。そうなる前に預金を引き下ろして外貨に換えなければならない。買っているのは個人ではなく銀行、郵貯、簡保だから。でも返しているのは個人だ。個人の税金からだ。燃やせば税金が減額されるのだろうか。
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