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2010年11月15日 (月)

外為入門124、ジャパンプレミアムのお話

「外為入門124、ジャパンプレミアムのお話」

(邦銀が格下げされバカ高いジャパンプレミアムを払わされていた時代」

需給を知る基本は国際収支表であるが、先週発表された12月の国際収支表をみて 何か違和感を覚えた人が多いと思う.対外債券処分超が3兆4千億円にも拘わらず、資本収支赤字が3兆3千億円となっている.株式、証券では邦人、外人とも日本へ資金を入れているのに、資本収支は赤字である。誰かが、7兆円以上の金を外へ持ち出している訳である.短期の対外貸し付けが大幅増になっているからである.1997年を見ると、3月、9月、12月に資本収支赤字が異常に膨らんでいる.

原因はジャパンプレミアムではないか。邦銀が外貨資金難に陥り、本店から借りるわけであるが、外貨の調達ということで、どこかで為替がおきているのであろう.

3、 6、9、12月はドルは上昇している、特に月末に上昇している.邦銀の外貨資金繰りがつかず、為替を使ったり、公的資金の預金をもらっているとかの噂もあったが、国際収支表もそのことを裏付けているのではないか.3、9、12月の 投資収支赤字が大きい.

国際収支表はおおよその資金の入り払いがわかるが、輸出入業者のリーズ&ラグズや投資家のヘッジ、またユーロ円やドルードル投資もあり、単純に為替ディールに生かせないところもあるが、役立つことも多い.為替が絡む国際収支表があれば楽しいが、また日々の為替の国際収支表でもあれば 巨万の富を得ることが出来る、などと夢をみるが、実際のところ、はるかかなたで そんなものとは程遠く、我々は、ごく親しいものでインフォメーションの交換をして実態をつかむのが関の山である。あとは推理であるが、まあそれなりに楽しいし、すべてが見えるより、見えそうで見えない方が 色気もあろう.全部見えたら飽きるか、幻滅がやってくる.愛の後に破局あり.

というわけで、おりしも、あの大東京三菱までも格下げとか騒がれだした以上、他はもっと苦しくなる.3月もこのような オペレーションが続くなら、ドルは強い。まあ利益回金の円買いや、外貨不良債権の証券化とか年度末になれば 特殊玉が増えて、まさしく景気に拘わらぬ相場となり、米系ファンドはさらに悩むであろう.勘違いした米系が買いに出るのはまさしく4月以降となり、昨年のように ノックアウトされよう.我々はまた秋から買えばよい.

一時は80行もニューヨークに進出していた邦銀が帰ってくれば、この話は解決する.先進国で東京に10行以上店を出している国はないが、ニューヨークのワールドトレードセンターの店子は邦銀で目白押しである.

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