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2010年10月21日 (木)

元為替ディーラー鍼灸師、健康迂話

「元為替ディーラー鍼灸師、健康迂話」

呑氣堂健康迂話 臍下丹田その1

きょうは暖かい朝を迎えた。ここ数日の引き締まるような冷たい空気から開放され、寒さが苦手な方々にはほっと一息といったところか。むこう数日は穏やかな晴天が予想され、日中の陽射しも期待できそうだ。

一昨日記した国産マツタケがことしは大豊作というニュースが流れていた。30年ぶりの安さということで、多くの食卓で香りを楽しむ姿がみられるのではなかろうか。高温と適度な雨がこの豊作をもたらしたということで、何が幸いするかわからない。人間万事塞翁が馬である。

さて、東洋医学や氣、呼吸法の指導では臍下丹田を充実させよ、とよく言われる。一方で、何のことだがよくわからないともよくいわれる。そこで、すこし書いてみたい。

まずその場所であるが、自身のからだで確認してみよう。当然個人差があるのだが、一般的には臍の下およそ1.5センチから恥骨にかけての下腹の部分を差す。この部分が充実して、鳩尾の部分、つまり上腹がゆるんでおれば、上虚下実で精神も肉体も健全とされる。

経穴の教えに依れば、臍の下およそ1.5センチの丹田には気海が構え、石門、関元、中極、曲骨と名前をみただけで、大事そうなツボが並んでいる。ここが実のあるものとなってしかも柔軟である。これが理想とされ、呼吸をこの部分から出し入れする教えもある。

ところで、なぜこの部分が大事かというと、あまり理解されていない。私などは古人の教えだからと納得するのだが、現代医学に慣れ親しんだ方々はそうもいくまい。そこできょうからは現代医学的丹田の重要性について書いてみようかと思う。

詳細は明日に続くとしておこうか。ヒントとしては、”抑制”という日本人が忘れている精神的な問題に関連している。西洋医学を解くにあたって日本的精神とは不可解かもしれないが、少し考えてみて欲しい。つまらないことに頭が向かって、本質をじっくりみつめないことも近頃の日本人の悪癖である。

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