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2010年10月11日 (月)

今週の豪ドル相場:津田

(豪ドル日足)
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(豪ドル円日足)
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先週の豪ドル相場
先週の相場レンジ AUDUSD 0.9543-0.9916 AUDYEN 79.74-81.80)
先週豪ドルは乱高下。一般的に利上げ観測が高かったRBA理事会で金利据え置きが決定されたことから豪ドルは瞬間95セント半ばに急落。しかし米追加金融緩和期待強く、米ドルが全面安地合となる中反転し、木曜日に発表された9月国内雇用統計の非常に強い数字を受けて99セント台という史上高値を示現した。豪ドル円もドル円軟調を飲み込みながら81円台後半の高値を付けた。金曜日には米雇用統計や週末G7を控えた調整売りに97セント台前半に下落するも、弱い米雇用統計を受けて急反発し98セント台半ばで越週した。豪ドル円は米雇用統計後のドル円急落から一時80円を割ったものの、その後の豪ドル反発にフォローして80円台後半を回復して終わった。

今週の豪ドル相場
今週の予想レンジ AUDUSD 0.9600-1.0000 AUDYEN 79.00-83.00
先週豪ドルは99セント台と史上高値をあっさり更新した。背景は米ドルの全面安プラス豪州の景気格差・金利格差の優位性のダブルメリットであり、簡単に上げトレンドが終わるという地合ではない。週末のG7やIMF等国際会議においても”米ドルサポート”なるコンセンサスは出ていないようであり、足元米ドル軟調地合が続くのであれば、心理的壁である1AUD=1USDのパリティー達成は時間の問題であろう。
ただ米国の金融緩和だけに脚光が当たり、投機筋が挙ってドル売りポジションを増加させている現状を考えると、豪ドルがパリティーの上に長い時間滞在すると考えるのも無理があるように思う。目を先に伸ばせば米ドルの底値確認=豪ドル反落の始まりというシナリオか。
目先はパリティー挑戦が続こうが、一方ある種高値警戒感もあり不安定な相場展開が続こう。豪ドル円については今後のドル円相場の動向に負うところが大きい。果たして80円を割っていく展開となるか?ただこれとても80円下の世界にレベルを完全に移行すると考えるのもなかなかしんどい。日銀介入の”必要悪”をしぶしぶ認めると言うのが国際コンセンサスであると思われ、日銀介入が出る場合には、一時的にせよ豪ドル円が従来の天井82円を超える可能性もあろう。

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