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2010年10月 4日 (月)

再度の為替介入はあるか? : かかし

 最近4週間は、あまり土地勘のない為替の話題が中心になっています。つらいところですが、株式市場に為替が重大なインパクトを与えていますので、やむを得ません。今週も為替の話題になってしまいました。来週は景気サイクルの話題に切り替えようと思っています。

先週は月曜日に「大きく上げてのスタートになると思われますが、油断はできません。『徐行運転』です。」と申し上げましたが、想定に近い展開になったようです。

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終わってみれば0.71%の下落。2週連続の下げとなってしまいました。

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ダウ平均株価も下げたのですが0.28%にとどまったため日米の株価乖離は拡がりました。

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日米の株価乖離をドル円の動きと重ね合わせるとこのようになっています。マルで囲った部分が2兆円超を費やした為替介入とその後の動きを示しています。

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そこで今週の動きです。大きな変動があるかもしれません。シートベルトをしっかり締める必要がありそうです。理由は再度の為替介入。先ほどのマルで囲った部分の為替の動きはこのようになっています。

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もし、為替介入を「断固として」決断した時の対ドル円レート以上の円高水準になった場合に再度の為替介入に踏み切らなければ、前回の判断は適切ではなかったということになります。

もっとも。95年の時に比べれば、日本円の実質実効為替レートはかなり低い水準にあります。大幅な円安になっているのです。

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この実質実効為替レートの推移を見る限り、国際通貨研究所の算出する輸出価格ベースの購買力平価1ドル70.40円が現実的な説得力を持ってきます。

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しかも、ドル円ではドル安円高ではあっても、ユーロが突出した強さを見せているため、ユーロ高ドル安であり、ユーロ高円安となっています。

そうであれば、再度の為替介入を躊躇させる要因も少なくありません。

ならば、どちらなのか? 為替介入はあるのか、ないのか?

答えは「わかりません」ということです。当局の意思決定によるものであって、経済的な要因の相互作用により合理的に導き出される現象というものではないからです。

 ただし、為替介入は株式市場に対して極めて重大な影響を及ぼします。今週は為替と株式市場の動きが非常に楽しみです。為替介入があれば、その瞬間の株式市場の動きに対応できるように。あれこれ工夫を凝らしてみようと思っています。

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