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2010年10月15日 (金)

(小局)米ドル安プラス、アジア(含む日本)通貨高:津田

(小局)米ドル安プラス、アジア(含む日本)通貨高

今週も一言で言えばドル安が進行。ドル円80.88円、ユーロ1.4121、ドルスイス0.9464、豪ドル0.9993となかなのものだ。特にシンガポール当局がSPRドルを対ドルで上昇させるとの報道や、中国のみならず韓国の自国通貨売り米ドル買い介入に非難が向かうなど、ドル安地合に油を注ぐ展開。こうなればもう日銀介入がやりにくくなるだけ。国内向けには頑固に“断固たる措置”を繰り返しているが、もうこれは、“コケ脅し”の域を出ないであろう。このドル安、米国追加量的緩和観測を材料に、仕手筋・投機筋がドル売りを先導している。そして“ドルの底なし下落の恐怖に”に耐えきれなくなった実需筋のドル投げ売りが出ているというのが実態であろう。ということはこのドル売り曲がりなりにも実需も絡んでいる、つまり底が深いということか。結局米国中間選挙や追加金融緩和が実施され、その間もドル下落が継続し、来年になってやっとA)米景気の底入れと金利反転、あるいはB)ドル下落に歯止めがかからずG7G20がドル防衛で国際協調する。 このどちらかが起こるまでドル安が進行するのであろう。そこに至るまでに市場のドル売りポジションが溜まり過ぎて、自律反転的にドルが若干底上げされる可能性もなしとはしないが。ただ為替相場でトレードする身としては中途半端にドルが戻るよりはA)またはB)の分かりやすいシナリオを描きたいものだ。もし希望的にドルが続落するのであれば、豪ドルの天井も自ずと1.1程度まで吊り上げる必要が出てくるが、もう少しじっくり考えてみる必要があろう。

(向う1週間の予想レンジ:豪ドル米ドル 0.9800-1.0100 豪ドル円 78.50-82.00

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