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2010年10月 5日 (火)

南十字星リポート 豪ドル

「南十字星リポート 豪ドル」

 毎週火曜日の午前中に「南十字星」豪ドルリポートを出しています(外為どっとコム社)
以下は 今朝の本文です 豪政策金利決定前。

++++南十字星(豪ドル版)毎週火曜日午前中発行++++

前週では豪ドルドルは上昇するも豪ドル円、豪株は弱含んだ。2QGDP、8月雇用統計は改善するも、住宅が弱く、小売も伸び悩む声が聞こえ始めたからだ。8月住宅建設許可件数(前月比)は前回:+2.3%、予想: 0.0%、今回:-4.7%となった。今朝発表された8月小売売上高(前月比)は前回:+0.7%、予想:+0.4%、今回:+0.3%と予想を下回った。昨日発表されたTD-MI9月インフレ指数は前年比+3.2%となりインフレターゲット上限の3%を上回った。

 豪中銀スティーブンス総裁は前回お伝えしたように「国内経済の見通しは強く、金融政策により対処する必要あるだろう」「豪経済の力強い上振れに対し、利上げが必要となる公算」
としているが、議事録は「資源セクターの見通しが特に明るい。成長トレンドが続けば、一段の利上げが必要となる公算。現在の金利は当面適切と考えられる。豪経済は潜在成長率かそれをやや上回る見通し」とよりソフトな感じである。

午後発表される政策金利は利上げ予想が多いが、市場の先物相場では60%程度の織り込みとなっている。また若干弱含んでいる住宅、小売りセクターから利上げに反対する声が多い。
さらには民間銀行が中銀が利上げするよりも速いペースで利上げするので景気を弱めている批判がスワン財務相からも出ている。

据置となった場合は一時的に豪ドルは売られるだろう。テクニカルでも豪ドル円がやや高値で伸び悩んでいることもある。据置では月末の3QPPI、CPIの指標待ちで次回会合となる。

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