チーファンラマ
「チーファンラマ」
*10月13日の外為どっとコム社の「チーファンラマ」リポートの一部です
「国慶節明けの株強し」
今日の上海総合指数は小動きだが、国慶節明けの先週金曜から、3%、2%、1%と日々上昇している。日本を除く海外が米国の追加金融緩和期待で上昇していたこと、国慶節での消費が旺盛だったこと、人民元切り上げ期待で海外から資金が流入していること、不動産規制が打ち出されたが不動産取引税は先送りされたこと、資源価格上昇でエネルギー関連株が上昇したことなどが上げられる。昨日は人民銀行が民間銀行の預金準備率を引き上げたにもかかわらず株価は上昇した。
また中国政府関連調査機関が3Qの成長率も9.5%になると発表したことも好感された。
本日発表された9月貿易収支(米ドル)は前回+200.3億ドル、予想+177.5億ドル、今回は+168.8億ドルとなった。前回や予想より減少したが、まだまだ高水準なので海外からは人民元切り上げ圧力は高まろう。ただ中国は海外からの圧力で元を切り上げることは良しとせず、あくまでも自己のペースで改革を推し進めていくだろう。また人民銀行が言うように切り上げだけが改革ではないということだ。規制緩和なども含めてゆっくりと推し進めていくだろう。
それより人民元よりも速いペースで円高となる日本の景気が心配だ。雇用悪化、給与減少、株安と如実に円高の影響が出ており、自動車会社は本格的に海外進出を進めている。
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