中国株、インドネシア株、韓国・台湾・日本株下げる
10月29日のアジア株と週間騰落率です(クリックで拡大します)。
今日は上海総合指数、ハンセン指数、H株指数が下落。ジャカルタ総合指数、タイのSET指数、韓国総合指数、台湾の加権指数、日経平均株価が下がっています。
韓国では、サムスン電子の第三四半期の決算発表がありました。第1四半期、第2四半期は過去最高益を更新していましたが、第3四半期は売上高は前期より12%増加したものの、利益は前期に比べて3%の減少しました。同社は、第4四半期は市場環境悪化により利益が落ち込むという見方を示したようです。サムスン電子の株価は2.5%下落し、韓国のハイテクセクターは全般的に下げました。
台湾株も下落しました。とはいえ、台湾では、iphoneのタッチパネルを供給している宸鴻光電科技(TPK)が上場しました。同社のIPO価格は220NTドルですが、505NTドルに上昇し、売買代金トップとなっています。
また、台湾では、昨日、半導体受託製造で世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)が7-9月期決算を発表。売上高は前期より7%増加、利益は17%増加し、過去最高益となりましたが、10-12月期は台湾ドル高と需要鈍化により、減収減益が見込まれていることもあり、今日は0・16%高でした。
昨日は、ネットブックで知られるパソコン大手の華碩電脳(ASUS)も7-9月期決算を発表。売上高は前期より9%増、純利益は27%増となっています。ASUSでは来年1月にもタッチパネルで入力する、iPad型の機種を販売する予定です。今日は2.1%高でした。
中国株は上海、香港とも下落。なかでもH株指数が1.19%下げています。
香港市場では、AIG傘下のAIAグループが上場しました。今日の終値はIPO価格より17%高い23.05HKドルでした。本日は中国人寿保険が7-9月期決算を発表しています。前期より3.4%の増益でしたが、予想を下回ったこと、資金がAIAに向かったことなどから3%下落しました。
今日、H株指数でもっとも大きく下げた銘柄は、交通銀行でした。同行は8月に銭文揮副行長が「国内の不動産価格が50%下落しても、個人向け住宅ローンの不良債権比率の増加はわずか1.2ポイントの上昇にとどまる」という見方を示していましたが、今日は不良債権の問題が懸念されて下落。7.835%下がっています。
10月も終わりということで、年初からの騰落率をグラフにしました(クリックで拡大します)。
今日は下げているインドネシアのジャカルタ総合指数がダントツで好調です。次いでFTSEブルサマレーシアKLCI指数、インドネシアのSENSEX指数、韓国総合指数という順番です。
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