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2010年10月11日 (月)

自動売買の危険性について : かかし

先週の投稿記事「再度の為替介入はあるか?」の中で、「大きな変動があるかもしれません。理由は再度の為替介入」「今週は為替と株式市場の動きが楽しみです」と申し上げました。

為替介入はありませんでしたから私の予想は外れでした。しかし、25日に発表された日銀の追加的金融緩和策がコンセンサスを上回るものであったことが好感されて、為替が一時大きく円安に振れ、株式市場が急騰しました。

為替と株価の大幅な変動が楽しめたという意味では結果オーライと言うところですが、正直に言うと、自分自身のトレードとしては極めて不満の残るものでした。今日はそのトレードの失敗についてコメントしたいと思います。

まず25日のドル円の動きから。金融政策決定会合の内容が明らかにされた直後に大きく円安に振れています。

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日経平均株価のザラバの動きです。為替との連動性が鮮明です。

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そこで失敗トレードの内容です。日銀の発表と同時に為替介入の可能性もあると読んでいたので、日経先物価格は上昇すると判断していました。

ストレートに買い建てしておけば問題はなかったのですが、多少の遊び心もあって、少し上の株価で逆指値を設定したのです。その価格以上になれば、コンピュータが自動的に買ってくれるわけです。

そして、予想通り株価が急激に上昇を始めました。初動に近い株価水準での逆指値でしたから、思わず「やった」と思いました。

ところが、いつまでたっても約定のサインが出てきません。しばらくたって(30秒くらい?)出てきたのはとんでもなく高い数字。それから僅かに上昇を続けたために何とかプラスで利益確定ができたからいいようなものの、全く不満足なものでした。

コンピュータの処理速度を信頼して自動売買のシステムに依存したことを大いに反省しました。良い勉強になったと思っています。

自動売買の意味がないとは決して考えていませんが、マーケットが急激に変動したような場合は、コンピュータの処理であっても動作が遅すぎるということを実感しました。

やはり、しっかりとマーケットの動きを予測して、ハイテク兵器に依存することなく、事前に必要な対応を取っておくことが大切なようです。

自動売買のさまざまなツールを利用しながら、リスクを減らすと同時に、パフォーマンスを高めるシステムを考えることを個人的に楽しんでいたために、それが机上の空論であり、いざという時には役に立たないことを実感できたことは収穫であったと考えるようにしています。

というわけで、今日は失敗談という元気の出ない内容でした。申し訳ありません。

今週の見方ですが、再び「徐行運転」に逆戻りと見ています。

先週の日経平均株価は日銀の追加的金融緩和策に押し上げられて1.96%の上昇となりました。

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ダウ平均株価は1.63%の上昇でしたから、日米の株価乖離は僅かに縮まっています。

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しかも、金曜日には9月の雇用統計がコンセンサスを下回ったにもかかわらずダウ平均株価が上昇しています。11月初めのFRBによる金融緩和策への期待がマーケットを押し上げました。

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そのため、世界的な金融緩和の流れによる楽観的なセンチメントが日経平均株価にも影響を及ぼしそうな様子です。

問題は為替。対ドル円安が重石になる可能性があると見ています。G7のプレッシャーがある中で、為替介入の期待が遠のいています。

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政府の「断固とした」様子見の姿勢を念頭に置く必要がありそうです。

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