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2010年10月19日 (火)

ランド円、ボリバン下限抜け、雲近し

「ランド円、ボリバン下限抜け、雲近し」

*先週からの流れと中国利上げでボリバン下限下抜け

*日足は4連続陽線後、それ以上伸びず。12台定着せず、下降ライン

*米ドル高、米金利高でドルランドも上げる(ランド安)

*5日移動平均線横ばいから下げ

*雲は近い11.62の筋雲

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(材料)

マーカス南ア中銀総裁=過大評価されたランドが及ぶ範囲は不確実、介入が効果があるかどうかも保証できない、国内経済の回復は依然脆弱

(予定)

10/27 CPI

10/29 貿易収支

+++お昼の投稿もお読みください++++

「ランドこうみる」

(ランド高懸念の議論始まる)

 ランドが対ドル中心に強い。約1年1米ドル7.5-8.0中心に推移していたが7.5を割り込むと一気に7.0を下に切った。このランド高に対し南ア中銀は「通貨高がインフレ見通しに好影響与える、先進国の異例な低金利が続く限り、資本フローは根強く続くだろう。ただ中銀と財務省はランド高に対する行動について協議する」と発言した。マーカス中銀総裁も「ランド高で回復が脆弱となっている」、ゴーダン財務相は「ランド高は成長にリスク。下半期の成長は弱い」とした。ズマ大統領もランド高は異常だとのコメントを発している。ただ為替介入については消極的だ。介入は結局コスト高に終わるというのが基本姿勢だ。

8月貿易赤字は拡大した。8月小売は予想を大きく下回った。8月CPIは若干低下している。
中銀はこれ以上の利下げはないとしているが、政権に大きな影響を与える組合は利下げを要求しや閣僚(TOKYO SEXWARE人権大臣)は南アの成長率は4%以下ではいけないと強調した。7%程度にすべきと要求している。利下げ論も今後高まってこよう。

 賃金ストは依然続各業界で続いている。7.5%程度の賃上げでは妥結しないのが現状だ。失業率は25%だが、労働者の要求は高い。

今後は10/27に9月CPI、10/29に9月貿易収支の発表がある。

(テクニカル)

ランド円「横ばいから若干下げ」

年足陰線だが薄い。月足は6月から横ばい推移している。日足は4連続陽線後、それ以上伸びず。12円台は定着しなかった。ドル円下落もドルランドも同じリズムで下落している。5日移動平均線は横ばい。ボリンジャーバンドは11.78-12.13。一目均衡表の雲は下にあり11.58-11.60と狭い。

ドルランド「7.0割れ定着も当局が懸念」
月足はここまで陰線で7.0割れが定着してきた。南アフリカ政府、中銀もランド高対策を議論している。日足では下降トレンド崩れていない。10月5日-12日の下降ライン上抜けるかどうか。ボリンジャーバンド下限で推移している(6.7503-7.1187)。5日移動平均線は下向きである。一目均衡表の雲の下限から程遠い。

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