データならNTT、過去10年のチャートと国別相場解説料
「データならNTTスマートトレード、過去10年のチャートと国別相場解説」
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過去1年間のチャート:2009年8月1日~2010年9月30日までの日足
過去10年間のチャート:1998年1月2日~2010年9月30日までの月足
*http://www.nttsmarttrade.co.jp/special/currency_pair.html#usdjpy
*過去の例=ユーロ円
2002年1月1日に一般流通が開始されて以降(当時のユーロ/円のレートは117.20)、右肩上がりで上昇を続けていることから、個人投資家に人気のある通貨です。また、米ドル、ユーロ、円と「通貨の分散投資」の側面から保有する投資家も多いようです。
ユーロの特徴
EU加盟国27カ国のうち、ベルギー、ドイツ、ギリシャ、スペイン、フランス、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、フィンランドと2007年1月に新しく加わったスロベニア、2008年1月にキプロス、マルタが加入したことにより計15カ国で使用されている通貨です。現在はユーロ/ドルが世界でもっとも取引量の多い通貨ペアです。通貨はEURで表示されます。
情報収集と戦略
ユーロは欧州中央銀行(ECB)と各国の中央銀行から構成される欧州中央銀行システムによって管理されています。ここで決定された金利がユーロ圏の金利指標になるため、欧州中央銀行の金融政策が情報収集の第一ポイントです。また、ユーロは大小15カ国が加盟しているため、各国の財政状態が変動要因となり、相場の為替変動が読みにくい傾向があります。しかし、経済規模の観点から、主要国であるドイツ・フランスの経済指標への注目度が特に高くなっています。
ユーロはいつ動いた?
ユーロ/円 10年間のチャート(月足) 97年~07年7月現在
- 1, LTCMショック
- 1998年9月、ピーク時には数十兆円もの資金を運用していたロング・ターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)の経営が破たんしました。同ファンドは、ヘッジファンドではアメリカ史上最高の利益を稼ぎ出していましたが、その破たんもアメリカ史上最大のものとなりました。このとき、ドル/円のレートは2日で20円も暴落しました。
- 2, ユーロ買い介入
- 2000年9月22日、G7の決定に従って、日本、米国、欧州、イギリス、カナダのユーロ買い協調介入を行いました。さらにその2カ月後の11月、ECBは単独でユーロ買い介入を実施。これにより、ユーロの下落が押しとどめられ、以後長く続くユーロの上昇トレンドが始まりました。
- 3, 円キャリー取引開始
- 2001年3月、日本銀行は量的金融緩和を行い、実質ゼロ金利政策が実施されました。2003年には長期金利が世界史上で最も低い利率の0.43%まで落ち込みました。経済的にも安定しているユーロは、低金利の円を売って高金利の外貨を買う円キャリー取引のターゲットになり、現在も右肩上がりで上昇を続けています。
ユーロ円1年のチャート(日足) 06年7月~07年7月現在
- 4, 米国ISM製造業発表(07,01,03)
- 2007年1月3日発表の米国ISM製造業景況指数が51.4%と予想の49.9%より良かったことと、好不況の分かれ目とされる50%を上回ったことから、ドルが買われユーロが下落。それにつられる形でユーロ円も下落しました。
- 5, 世界同時株安(07,02,27)
- 中国政府が金融引き締め策や証券取引規制策を打ち出すとの観測をきっかけに、2月27日、上海A株が8.84%下落。中国株安は欧州、ニューヨーク、南米、翌日のアジアと広がり、リスクマネーの収縮、円キャリー取引の巻き戻しが起こりました。
- 6, 米国CPI発表(07,06,15)
- 米国の長期金利が5.3%まで急上昇していくなかでドルが買われていたが、6月15日に発表になった米国CPIの数字が振るわず、一転ドル売りユーロ買いの展開になりました。
経済指標&スワップ金利
スワップ金利推移
政策金利推移
ユーロ圏主要経済データ
ユーロGDP伸び率
要人発言
テクニカル分析
ターゲットポイント分析
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