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2010年10月27日 (水)

FOMCの量的規模に焦点:水谷

野村さん沖縄旅行お楽しみのようです。パソコン持ってゆけばどこでも金融情報をとれ、旅行中とは感じない情報配信ですね。文明の利器の発展は素晴らしいものですね。土日は金融情報のない世界に入りたいとも感じますね。人間リラックスすることが重要ですね。

来月23日開催のFOMCで追加金融緩和の発表の観測が強い。今日もウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事で動いたようです。数千億ドル規模(a few hundred billion dollar)を数ヶ月(several months)間米国債購入を発表するとしています。210年の期間の米国債を買うのではとしています。バーナンキFRB議長は雇用と物価をかなり気にされているようです。先月の四半期議会証言、今月のボストンでの講演で繰り返して発言されているようです。FOMCのたたき台となるベージュブックでは経済活動は緩やかな速度ながら伸び続けているとして前回ベージュブックよりはポジティブな内容でした。製造業の活動は拡大が続くものの、雇用、住宅市場、商業用不動産といった部門では依然として低迷が続きます。従って金利水準は低位で安定している。バーナンキ議長の腹積もりは決まっているようです。

しかし、最近になってタカ派に様変わりしたエーレン副議長の存在が目立ちます。エーレン女史は先日低金利は過剰なリスクを助長するとして、当局は必要な時には刺激策を縮小する準備を整える必要があると講演の中で見解を述べられました。過剰流動性がリスクマネーを過剰に生み、NY株式、高利回りが期待できるエマージング市場の株式、そして金、商品相場に向かわせているとして牽制しています。金利が低水準にあることから、ドルで資金調達してその他通貨(ドル・キャリー・トレード)、そしてその国の株式、債券市場で運用しようと目論む金融市場参加者をけん制しているかの印象です。金融界が儲かるとその可処分資金で、景気がよくなるのも真です。ニューヨークの景気が良くなれば、全米に波及するとも言えます。もう一人のタカ派はホーニング・カンザスシティー連銀総裁です。従来から量的緩和策は取り除き、利上げをすべきといつもFOMCで反対票を投じています。しかし、バーナンキ議長にもハト派の強い援軍はいます。金融・製造業の中心ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、追加的な景気支援策の導入は経済見直しが改善しないかぎり正当化されるとしています。やはり地元の景気を見ての発言と思います。ニューヨーク・ヤンキースが早々プレーオフで破れ、景気刺激とはならなく、当ては外れました。

ゴールドマンサックスが最大4兆ドルの米国債購入し、11FOMC2兆ドルの公算が大とのレポート、メドレーレポートでは6ヶ月間で5000億ドル購入計画と市場を煽ります。正直なのが10年の米国債市場ではないかと思います。先週からめまぐるしく利回りが変動しています。先週前半には2.48%2.50%を割っていましたが、今週に入り上昇しています。昨日は2.64%まで上昇しています。2.60%3.00%方向か2.00%方向かの分岐点と言う債券運用責任者もいるようです。多分に米国債購入の量的問題に市場の関心が移ってきているようです。5000億ドル程度では足りないと金融市場が判断しているのではないかと思います。Fedのバランスシートを国債でアセットサイドを増やすことは米国債市場には懸念材料です。MBS(資産担保証券)よりはましだとは思いますが。チャートは黒線が米国債10年、赤線が日本国債10年の利回りの推移です。直近で米国債が利回り上昇しているのが顕著です。

Spreadoct27

来週はFOMC, 米中間選挙、そして米雇用統計、おまけにECBBOEのミーティングが続き、かなり中身の濃い週となります。

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