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2010年10月 7日 (木)

外為入門83、豪ドル・NZドル・南アランド・近況

「外為入門83、豪ドル・NZドル・南アランド・近況」

「チャート&解説」

日足(豪ドル円、NZドル円、南アランド円)

Ws000019 Ws000020 Ws000021

*豪ドル

2QGDP8月雇用統計は改善、住宅、小売も伸び悩む。

TD-MI9月インフレ指数は前年比+3.2%となりインフレターゲット上限の3%を上回った。

* 豪中銀スティーブンス総裁は前回お伝えしたように「国内経済の見通しは強く、金融政策により対処する必要あるだろう」「豪経済の力強い上振れに対し、利上げが必要となる公算」

*議事録は「資源セクターの見通しが特に明るい。成長トレンドが続けば、一段の利上げが必要となる公算。現在の金利は当面適切と考えられる。豪経済は潜在成長率かそれをやや上回る見通し」とよりソフトな感じである。

*民間銀行が中銀が利上げするよりも速いペースで利上げするので景気を弱めている批判がスワン財務相からも出ている

*次回政策金利決定は112日 焦点は今月の3QPPICPI

NZドル

2QGDPが大幅縮小、8月住宅建設許可、9NBNZ企業信頼感も弱い

*他力本願=豪ドルの強さ。資源価格の急騰

2QGDPの弱さ、金融子会社カンタベリーファイナンスの破たん、カンタベリー地方の大地震で年内利上げ予想はなくなっている。

*明るいニュースは税制改革だ。消費税は12.5%から15.0%へ引き上げられるが、所得税や法人税は引き下げられる。総合で家計は可処分所得が増加し、景気回復の支えとなるとイングリッシュ財務相が語っているが救世主となるだろうか。

*ムーディーズはNZの格付けを安定的としたことも良いニュース。

NZ中銀のリポートではNZドルはキャリトレードからここ数年除外されていると報じた。2.5%までオフィシャルレートが低下したので投資家のリスク選好通貨から外されているということだ。

*南アランド

CPI8CPI(前年比)、前回:+3.7%、予想:+3.6%、今回:+3.5%

 CPIはまた低下した。中銀も迷うところだろう。一昨年はインフレターゲット(3-6%)の上限からはるかかなたの10%以上のインフレであったが、リーマンショック後に下限の3%に近くなったので、産業界や労働組合からは再び強く利下げを要求されるだろう

*資源価格は依然強い。年間ではパラジウムが40%、銀が30%、金が20%、白金が14%上昇している。また南ア株価指数も先週は578ポイント上げて30000に近くなっている。

*ドルランドは7.5あたりから強すぎるという声が出ていたが現在は7.0を割り込んでいる。

*ランド高懸念の声が強まってくるだろう。今のところ、ズマ南ア大統領「経済は必要な雇用を創出する可能性がある、一段と競争力があり安定した為替相場を含めるべき」、マーカス総裁は「ランド高は製造業にとって衝撃となる。強いランドに対する即効薬はない」、

ANC議長、「ランド高は輸出セクターにとって逆風、ANCは競争力のある通貨を望んでいる」、ゴーダン南ア財務相、「安定し競争力のある通貨を望む」といったところだ。

* 総じて経済指標は改善してきている。唯一25%の失業率が悩みの種で、ズマ大統領はさらなる雇用対策を打ち出すことを表明している(110億ランドの資金で2万人の雇用を生み出す計画)。

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