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2010年9月27日 (月)

(小局)いやはやおかしな相場になってきた:津田

(小局)先週はFOMCと前後して米国追加緩和観測で米ドルが全面安。今週も基本的には米ドル安継続か

いやはやちょっとおかしな相場になってきた。世界経済は2008年世界同時不況から徐々に回復しつつある(少なくともGDPの数字などから判断して)と思われるが、まだ米欧の景気は深刻な状況と言う。おかしなのは米国はじめ株価が堅調で商品相場も世界不況を感じさせない程上昇を見せていること。米ドルを売って商品相場(金のみならず、非鉄金属やら小麦やら、石油やら)を買いあさっているから、投資家の資産ダイバーシファイと言えばそれまでなのだが。振り返れば米国企業の四半期決算も総じて市場予想を上回った企業が多かった。現在の株価(5月以来の高値)も企業収益を反映して納得のいくものと思うのだが、これは株の素人の考えることか?(プロの目から見ると在庫循環モーメンタムなど更に株価下落を示している?)。週末もバーナンキFRB議長は「民間のエコノミストのように楽観的な見方はしていない」とマクロ経済はかなり危機的状態であると訴えていた。どうも“危ない、危ない”と常日頃言っていれば、万が一危なくなった時に責めを回避できるから、、、と考えるのは穿った見方か?
もう一つ解せないのは日本の政府日銀の介入姿勢。今後の“更なる”円高の進行を危惧しているのか、現在の円水準が既に日本経済を疲弊させているのを危惧しているのか、一体どっちだ?
野田財務相や菅首相のように「急激な変化があれば介入不可避」という。それではなだらかに“一日50ポイント三日で150ポイント”であればたとえ70円でもOKなのか?
なにかと言えば“ターゲットゾーンはない”というが、時間が経てば市場は“現状是認”と取るであろう。
過去に独連銀(ブンデスバンク)は”Current DM(ドイツマルク) level is far from appropriate level“―現状は適正水準からはるかにかけ離れている―として市場の認識に警鐘をならしたものだ。
日本の政治家、経済学者の弁を聞いてもいつの間にか”円は安全資産であるから買われる“に意見が一致しつつむしろ誇っているようだ。(びっくり仰天)。
財政赤字ダントツ、政治??、国際安全保証???大した安全資産である。

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