今週の豪ドル相場:津田
(豪ドル日足)
(豪ドル円日足)
先週の豪ドル相場
先週の相場レンジAUDUSD 0.8904-0.9065 AUDYEN 77.35-79.43
週初は前週の米企業決算が総じて堅調であったことや、欧州ストレステストが無事通過したことから前週のリスク回避巻き戻しの動きが続いた。ドル円は88円台まで、またユーロも1.31台まで一時上昇し、豪ドルも5月以来の高値90セント台、豪ドル円も6月以来の高値79円台まで値を戻した。しかしその後は不冴えな米住宅指標や米耐久財受注、更にFEDベージュブックで景況判断が低下する地区があったことから米経済への懸念強く、米2年債利回りは過去最低レベルに低下した。米Q2GDPも前期比年率2.4%と不冴えであったが、前期が2.7%から3.7%に上方修正されたことや、シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大学消費者信頼感指数が予想比強めであったことから若干豪ドル持ち直して90セント台、78円台で越週した。また発表されたQ2の豪州インフレ率は予想を大きく下回る結果となり、8月利上げ観測が急速に後退し豪ドルの上値を重くした。
今週の豪ドル相場
今週の予想レンジAUDUSD 0.8850-0.9150 AUDYEN 77.00-80.50
先週は米景気不安から米金利が低下し米ドル安が進行した。今週は7月米雇用統計の発表を控えるがこのところの不冴えな米経済指標が簡単に好転するとも考えがたく、基本的には米ドル安地合が継続するのであろう。ただドル円は先週一時85円台と2009年11月以来、(その前は1995年の史上安値79.70円をつけて以来)の安値まで下落しており、85円台では政府、日銀筋の牽制も予想される。またリスク許容度がある程度拡大しているだけに値頃感の円投外貨買いの動きが出てくるのか注目される。今週も米金利、及び米ドルの動きが主導する相場となろうが、基本的には米ドル軟調地合の中、各通貨ともに.高値圏(米ドル安値圏)でのボラタイルな展開となろう。
豪ドルも対米ドルでは基本的に堅調、豪ドル円は豪ドル高と米ドル円軟調が相殺し合って揉み合い相場が予想される。
テクニカルには豪ドルは5月の下落以来徐々に底値を固めつつあり、どの時点で上値ブレークとなるか注目される。
ではでは
ジョー
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