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2010年8月18日 (水)

リスク回避とは?

全ての債券買いの勢いがついているようです。これは安全志向ということですか?高い利回りを期待できない金融商品が多いということでしょうか?インフレ経済からデフレ経済へ先進国は陥っている気配があり、リスクを犯す投資家は新興国への株式投資に熱心であるようです。投資家マネーが2極化してきているようです。

2ヶ月ほど前にNHKで放送していたアフリカ特集でルワンダかブルンジだったかはっきりしませんが、とてもアフリカの光景と思えませんでした。近代的な西欧のインフラ整備、そして欧米の教育を受けた帰国組みが国土を豊かにしようと要職につき、先頭を走っている。そしてそれに群がる中国マネーと。欧米には投資先として先が見えている。そして人種的偏見からかそのような社会へ入り込むのは難しい(個人的見解ですので誤解のないように。)から、アフリカに活路を見出している。豊かな中国マネーはアフリカ、中東と言った地域、そして中南米に向う。新興国を中心に中国経済圏が出来上がるのではと何十年先を予感させます。このような地域は中国マネーと共にある程度の経済的基礎のインフラ整備を行い、そして生活水準が上がる。そして経済成長が期待できる。その中に、欧米の投資家が反対に入る余地が生まれてくるでしょうか。(日本の資金も入ることが期待される。) 中国は自国民を重用します。血縁を重視した社会、例えばシンガポールなどは客家中心の社会です。中国人同士では意外と人種差別にはうるさい中国人社会です。そうした社会では欧米の資本は案外敬遠されるかもしれない。中国マネーのみが太ることになり、欧米マネーは疎外される結果になるのではと思うのですが。太るマネーの例を出し、本題からは外れてしまいました。

欧米の資本は現在疑心暗鬼に陥った状態です。先進主要国の債券の動きを見ると全て利回り下落と兎に角元本だけは保証してほしいとの心境のようです。債券先物ではそうした買いの動きの中で、キャピタルゲイン狙いのマネーが動いているようです。34月頃に世界的投資期間のPIMCOの投資責任者が米国債に資金を移動するように世界中に指示したとの発言が印象的です。米国債だけではなく、英国債、ドイツ連邦債、日本国債に資金を移す動きとなっています。世界的な景気の緩やかな伸び、日本などが感染しているデフレ経済の症状が米国にも感染するのではとの米金融当局者の発言まで飛び出す始末です。PIMCOと米金融当局者は繋がっているのではと勘ぐってしまいます。

米国債は10年債が現在2.64%と私が今年初めに基準線として描いていた3.50%からは水分と乖離しています。私は年初米国経済は景気回復のシナリオで金利上昇と読んでいました。バーナンキFRB議長の2月の議会証言(大雪でテキスト提出)では出口戦略のシナリオを詳細に語っていました。これで確信を得たと思いました。しかし欧州金融危機で挫かれ、7月の議長の議会証言で「異例に不透明 Unusually uncertain」との発言で駄目を押されました。日本債の10年は現在0.94%と、米国債がこの水準まで利回り低下するのではとの不安が一抹過ぎります。相当悲観的ですね。短期金利はフェッド・ファンド・レートが0.000.25%の水準になってもう直ぐまる2年となります。この慣れ感が不気味です。米国では4.005.00%位の水準が適切な水準であると言われています。80年代には20%近い水準でした。あくまで異常な経済状況にある場合に低金利にする方針です。それが慣れが慣れを呼んでデフレ経済の一歩手前までになっている状況で、早く出口を模索するのが自然のようです。市場は追加緩和策を支持する動きになっており、総悲観的な動きになっており、リスクマネーを殻に閉じ込める動きとなっているようだ。しかし、世界経済には非常に悪い兆候にあり、成長路線は期待されない。早く脱却して、出口戦略の実行のバーナンキ議長は踏み切ってほしいと思うのは私だけではないのではと思うのですが。ドイツ連邦債、英国債も下げ傾向で同様のジレンマに陥るのではと思います。

日本は袋小路に陥っているようで、政策が空回り状態と言える。居直って円高歓迎、円高コスト安から生産効率を上げる、高齢者は個人財産で「フルムーントリップ」と称した海外豪華旅行(豪華客船などの世界一周旅行)などで生活を楽しむべきではないのでしょうか。政治が社会を保証し、個人資産を放出する方向に向わなければ、社会は良くならないし、豊かにはならないと思います。1450兆円の日本の個人資産に頼っていては日本社会は衰退する傾向が益々著しくなるような気がしてなりません。海外の投機家には日本が円高に対して悲観的になっている限り円高圧力を強める動きになるのではないか。反対に円高歓迎との姿勢に転ずれば円ロングにも警戒感も出てくるのではと穿った見方も出てくるのではと思います。

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