ドル短期金利:水谷
ドルの短期金利で少し変化が出てきています。Fed Fund Future9月限で価格下落がここ1週間ほど続いています。これは金利上昇です。
米国で資金繰り難が起きているとは想像できないのですが、何かが起こっている可能性はあると思います。景気の上昇感のない所での動きです。
反対に3ヵ月物のユーロドル先物は一方的な上昇と金利低下が進む市場です。
こちらの方が現在の市場を素直に表現している。月初の米雇用統計の悪い数字、バーナンキFRB議長の「異例に不透明」な見通しに直面している。「unusually uncertain」、米小売り、耐久財受注と2番底懸念が出てくると市場は誘いをかけてくる。ブラード・セントルイス連銀総裁は日本型のデフレの罠に陥るリスクが高まるとして、具体的にデフレという危険な文言を出しています。日本型のデフレに陥ると10年は少なくとも抜け出せない。バーナンキ議長もデフレとは口に出さないものの、その可能性の芽は摘まないといけないと思っているでしょう。低金利、そして国債購入継続してヘリコプターマネーを投下しない状況かもしれませんね。これでは金利低下、ドル売りのシナリオが続くと思われます。
それでは。
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