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2010年7月18日 (日)

やはり除行運転で!(その2) : かかし

 今週も徐行運転です。特に明日(20日、火曜日)は低い寄り付きが予想され、注意運転が欠かせないようです。

 

先々週には4.15%の大幅上昇となった日経平均株価でしたが、先週は1.85%の下落となってしまいました。

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山あり谷ありといった変化の多い展開で、徐行運転でなければケガをしたかもしれません。(「やはり徐行運転で!:かかし」)

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ダウ平均株価も5.28%の大幅上昇の後、0.98%の下落となり、結果として日米株価はいつも通りの連動性を見せています。

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日経平均株価が先週の下落を含めて、年初から10.79%下落したことになります。そこで今日は、日本市場の位置確認をした後、一体いつまで徐行運転をしなければならないのかについて考えてみたいと思います。

まず、好調なスタートを切った年初の状況です。115日現在の注目市場の年初来株価パフォーマンスを見ると、日本はロシア、インドネシアに次ぐ高さでした。最下位はドバイ。

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ところが、それから半年後の716日現在では様相が大きく変わりました。トップはインドネシア。最下位は上海。日本市場はなんと上海、ドバイと並んで最下位グループの一角を占めています。

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何が日本市場のパフォーマンスをここまで悪化させたのでしょうか? それをうまく説明できる経済指標は意外に見当たらないのですが、個人的にはユーロ円の動きに注目しています。強いユーロのおかげで高い収益を満喫してきた輸出企業が大きなダメージを被ったということなのだと思います。

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ユーロ円に比べると、ドル円の動きは1ドル90円あたりを中心に、比較的に小幅な値幅の中で変動を繰り返しているに過ぎないように見えます。

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そのように考えると、興味深いのは最近のユーロドルの動きです。米国の景気先行きに不透明感が強まっていることもあって、ユーロが急速に強くなっています。対円で見るユーロの動きはそれほどドラマチックではありませんが、基調としてはユーロ高です。

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したがって、ユーロの回復が継続するようであれば、日本の株式市場のパフォーマンスも徐々に好転するのではないかと期待しています。

では、徐行運転はすぐにでも解除できるのか? 残念ながらそうはいかないようです。景気の先行指標である鉱工業在庫循環モメンタムが下落基調にあります。景気の減速局面では注意運転が欠かせません。ヘッジファンドの決算処理の影響が出る1011月ごろまでは基本は徐行運転が必要です。ユーロの動きを見ながら、コマメに加速する局面を探るという展開になりそうyです。

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長くなりましたが、最後の今週の動き。先週金曜日にダウ平均株価が261.41ドルの大幅安となったことを受けて、火曜日の日経平均株価は大幅安でのスタートとなりそうです。

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CMEの日経先物価格(円ベース)が9,245円となっていますから、9,200円台の寄り付きとなりそうです。

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そのような厳しい状況が予想されるならば、「徐行運転」どころか「停車」すべきではないかと思われるかもしれませんが、私はダウ平均株価の急落の影響が比較的に限定的ではないかと考えています。したがって、日経平均株価は大幅安で寄り付いた後は、ある程度持ち直すと見ています。

その理由です。まずは大幅下落の理由から。引き金はGE,バンク・オフ・アメリカ、シティ・グループの決算でした。そして、決定的であったのはミシガン大学の7月消費者信頼感指数です。景気の先行き不透明感が一気に拡がりました。

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ところが、マーケットのセンチメントを示すVIX指数は10時ごろにかけて急上昇したのですが、その後は低下しています。落着きを取り戻したわけです。

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なぜか? マーケットは、米国経済の減速をすでに織り込んでいるためだと推測しています。となれば米国マーケットの一段安は避けられる可能性が高いと見ることができそうです。ならば、米国株式市場の下落が日本のマーケットに与えるインパクトは限定的である可能性が大きいと考えています。

このあたりの議論は長くなりそうですので、私の株式ブログ「スケアクロウ投資経済研究所」の「米国マーケットを振り返る 716」をご参照ください。

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