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2010年6月30日 (水)

資金繰り難の恐怖感が市場を支配!:水谷

まずはサッカー。日本は本当に検討しました。明るい未来がかすかに見え始めたのではないかと思います。PK決戦はどうも納得できません。引き分け再試合でも良いのではと思います。しかし、体力、スケジュールの点からは無理のようです。しかしスペインはしっかりとポルトガルに勝ちました。ロナウド一人では勝てないのがサッカーです。個々の技術の素晴らしいスペイン選手は圧倒していました。これで仮想日本とスペイン戦はなくなったのですが、スペインがパラグアイをひとひねりしてくれるものと確信しています。そうなるとアルゼンチン。ここも宗主国として負けるわけには行かない。撃破してくれるでしょう。そうなると決勝はブラジルとスペインというのが私のシナリオです。私にはまだまだワールドカップが続きます。

信用不安が市場に広がっています。明日ECBは一年物オペの期日を迎えます。4420億ユーロ資金が市場から吸収されることになります。金融機関はその資金を市場から調達しないといけないことになります。一説には1000億ユーロの資金不足に陥るのではと危惧されています。ECB3ヶ月物オペで資金を無制限で供給する方針であるとしています。ECBが問題のある金融機関に対して無制限に資金供給すれば、後々問題が噴出してくることになります。問題のないドイツの金融機関ドイツ銀行、コメルツ銀行、バイエリッシュLBはストレステストを無事パスしているとしています。一時期米系金融機関化してデリバティブ取引に傾斜しましたが、現在は本来の保守的な銀行業務重視のようです。問題はやはりスペイン、フランスの銀行ではなかろうか。いつだったかスペイン大手行BBVA会長がスペインの企業と銀行は国際金融市場から締め出されていると発言されています。スペイン中銀も昨日110億ユーロの公的資金を注入することで、Caja(貯蓄銀行)を統合する。そしてストレステストはEUルールに従って行うとして、予防線を張っています。金融機関がお互いに疑心暗鬼に拍車が掛かる状態です。今週に入り南欧ラテン諸国の国債利回りは上昇傾向です。ちょっとした報道、例えばイタリア国債の入札が予想より悪かったというような報道が、金融機関の信用不安に結び付けてしまう市場です。LIBORのドル3ヶ月物は資金調達指標であり、現在は0.5330%と高止まりとなっています。ドルの資金調達難を反映した動きと思います。ドル中心に資金繰りしていれば、為替スワップを使ってユーロ資金調達ができます。(ドル資金を借入れ、そしてユーロ/ドルの為替スワップで直物ユーロ買い/ドル売り、先物ユーロ売り/ドル買い)LIBORレートが高止まりしている限り、金融機関の資金調達難がどこかにあるのではとの詮索が働きます。現在はスペインの銀行、フランスの銀行辺りが標的にされているようです。表に出てこないことだけに、ちょっとした動き、国債の動き、短期金利の微妙な動きに注意を注ぐ必要があると言えます。ポルトガル、ギリシャの銀行も同様注意しましょう。

米国最大の投資会社ピムコの運用責任者が現在はソブリンリスクを避け、安全資産に投資を向けるように米国債に資金を移すように全世界に指令を出したと報道されました。ギリシャ債などを売り、米国債、そして日本債に資金が集る傾向です。米国債10年は3.00%を昨日割り込み2.95%です。日本債10年も1.10%を割り1.09%にあるようだ。恐怖感が安全資産としての米債、日本債に向わせているようです。日本は個人の金融資産が1450兆円であり、そのほとんどが日本債に向うと言うことが担保要件として外国人投資家には認識されているようです。欧州ではドイツ連邦債(ブンズ)と英国国債(ギルト)に向う傾向があるようだ。為替リスクのない資金はこのような動きとなります。

短期金利は資金ディーラーの思惑を反映させる先物市場の動きと資金調達金利指標であるLIBOR金利の両方を見る必要があるようです。フェッドファンド先物金利は依然として金利低下傾向、ユーロ金利先物(Euribor)金利低下傾向にあります。一時資金繰り難から金利が上昇する傾向があったのですが、それも現在は解消されています。欧州各国が財政規律を遵守し緊縮財政で景気対策よりも重視する姿勢を強めており、欧州金利(ポンドを含め)は景気の回復が遅れるのでは、そしてその結果金利低下傾向が鮮明になるのではとの思惑がどうしても働きます。ECBは低金利政策を継続する観測が強い。反面BOEはセンタンス委員が量的緩和策は解除する時期に来ていると発言するなどタカ派的委員がいる事から、ユーロ/ポンドでのポンド買いが強まる傾向にあります。

こんなところが現在の長短資金の動きではなかろうかと思い巡らせています。

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