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2010年6月 7日 (月)

ブレーキを! ; かかし

 先週は、不安を抱えながらも、「徐行運転を継続!(その3)」として、比較的に強気なスタンスで臨みました。

 幸い、1週間で1.41%の上昇。正直なところ、想定を上回る堅調な動きでした。

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 ダウ平均株価は2%ほど下げたために、日米の株価の連動性が一段と高まった様子です。

20100605_2

 そこで、今週はさらにスピードアップを・・・といきたいところですが、どうもそうはいかないようです。「ブレーキを!」踏んで、一旦停止をする必要があると考えます。

 理由は2つ。

 理由の第一は、金曜日の米国株式市場の大幅な下落です。5月の雇用統計が、事前予想よりも弱い内容であったことから、ダウ平均株価が300ドルを越える大幅な下落となりました。

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 投資家の心理状態を表すVIX指数が跳ね上がり、リスク許容度が大きく低下したことを示しています。リスクマネーが原油など国際商品市場から引き揚げられることから、市況下落を嫌気して、資源・エネルギー関連の株価の低迷を誘いました。

Vix20100604

 代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も急落しました。

Sox20100604

 このような状況を背景に、CMEの日経平均先物価格(円ベース)9,610円と大きく下げています。これが、今日(7日、月曜日)の寄り付きのメドとなりそうです。300円近くの急落でのスタートの可能性が高いということです。(詳細は「米国マーケットを振り返る 64」をご参照ください)

Cme20100604

 二つ目の理由は為替の動きです。

 先週金曜日の雇用統計直後にドルに対して円が急騰しました。

C20100604

 皮肉ですが、円安指向の新首相誕生と同時に、それまでの円安の流れが変わり、円高基調になってきたような気がします。

 加えて、ドルに対してユーロが安くなる傾向が鮮明になっていることから、ユーロに対して円はかなり強くなりそうな気配です。これが株式市場の重石になる可能性が高いため、月曜日の大幅下落を埋めるのは容易ではないだろうと考えています。

A20100605

 今週は欧州問題の厳しい現実を改めて確認する1週間になるのではないかと懸念しています。南欧諸国の財政問題に加えて、ハンガリーなど東欧諸国も怪しい雰囲気です。実態がどうであれ、「不安が不安を呼ぶ」心理状態の中での展開ですから、用心に越したことはないと考えます。

 というわけで、今週は「ブレーキを!」。

       

このレポートの作成に当たっては、下記の諸機関のデータを使用しています:

東京証券取引所、ニューヨーク証券取引所、フィラデルフィア証券取引所、シカゴ商品取引所(CME)、シカゴ・オプション取引所(CBOE)、CNN、外為どっとコム社

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