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2010年6月16日 (水)

スペインが何かにつけ注目!:水谷

スペインが今日ワールドカップに登場します。個人的には優勝候補の一番手と思っています。多くのタレントがそろい、華麗なパス回しを楽しめそうです。一昔前はラウルというハンサムな選手が引っ張っていましたが、今ではそれぞれに個性があり、なかなかのイケメンも多いのではと思います。スペインは何かと財政問題がユーロ売り材料となり、そしてスペイン金融機関の不動産バブル後遺症から信用不安というもう一つのユーロ売り材料を提供してくれます。そしてワールドカップでは、スペインが脚光を浴びます。スペインの街では、カテドラル(大聖堂)、マヨール広場(人々が集まる広場であり、市役所、市場としての機能、昔は処刑場として使われました。)、闘牛場、そしてサッカー場があります。マドリッド(レアル・マドリッド、アトレティコ・マドリッド)、バルセロナ(FC バルセロナ、エスパニョール)などの大都市にはサッカー専用の大競技場がそろい、地方の小都市でも綺麗なサッカー場が完備されています。ある時スペイン北部のビゴ(Vigo)に滞在していたら、その時スペイン国王杯の準決勝がテレビ中継しており、その町のチーム(セウタ)が戦っており、そしてバル(Bar 立ち飲み居酒屋)はどこも人で一杯です。そしてチームが勝つと町中が湧き上がりました。唸るような歓声が町中に響き渡りました。確か相手はバルセロナであったと記憶しています。サッカーに対する思いにスペイン人は本当に強い。そして代表チームはこれまで地域自治が強く、いまいち盛り上がりが欠けていました。それがここに来て国も団結してスペインという代表チームにも関心が集まります。今日はスペインとスイスの戦いということで、少々複雑な思いです。スイスも友達がいまだにおり、スペインだけを応援するわけにはゆかない状況だ。

スペインの社会に金融界の注目が集まります。フランコ独裁時代からファン・カルロス国王の下立憲君主国になり、国民党PP(Partido Popular)PSOE(社会労働党)の二大勢力が交互に政権を担っています。現在はPSOEサパテロ首相が2004311日のマドリッド同時多発テロの一週間後の総選挙でタナボタ式に政権を当時の国民党アスナール政権から奪取しました。アスナール政権が国民所得を飛躍的に引き上げる政策を行い、不動産投資を海外から呼び込み、ユーロという単一通貨を味方にドイツ、フランス、オランダからの投資を多く取り込みました。現在はバブル崩壊の後遺症を突かれて、財政赤字膨張懸念、カハ(Caja)という貯蓄銀行の経営不安からリストラを進めている状況です。カハマドリッドなど大手の統合が進めざると得ない状況です。先日の記事を見ていたらスペイン大手銀行BBAVゴンサレス会長が、「大半の国内企業と銀行が国際資本市場から締め出されている。」と語っています。LIBORのドル金利が上昇しており、どうしてもスペインの金融機関は世間から疑心暗鬼の目で見られます。ECB3カ月物オペで潤沢に資金供給することを先週の定例理事会で決定しました。クレジットレインを削減する動きが続き、信用不安の痕跡を探す動きが続き、資金調達難に金融機関は陥る可能性があります。独仏の金融機関も例外でないようです。損失の噂が飛び交う限り、ユーロ安の動きは続きそうに思える現状ではないかと思います。

労働組合が強力なネットワークを張り巡らせているのもスペインの特色です。髭ズラで有名なメンデス書記長はもう10年ほど経歴です。病院の先生、看護師(公務員扱い)、学校の先生、そして役人などの公務員をまとめて大規模なストライキを先導する社会がスペインです。自己主張が強いと言えばそうかも知れません。公立の病院にかかれば、安く済みます。そうした社会は勤勉なアリ社会のドイツから見れば甘い社会かも知れません。しかし、それがスペインではないかと思います。

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