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2010年6月15日 (火)

元ディーラー、甲子園球児の鍼灸師の健康迂話

「元ディーラー、甲子園球児の鍼灸師の健康迂話」

呑氣堂健康迂話  「及吾無身、吾有何患」 

朝方はぼんやりと曇り空だったが、正午前から薄日が差し始め、午後はさわやかな快晴となった。気温もさほど高くなく、もっとも過ごしやすいといってもよい一日であった。あすまでは、この乾燥した晴天が続くそうで、畑の作物への水撒きも続けねばなるまい。人間の喉が渇くのと同様に、農作物も水を欲している。

さて、先日、古くからの友人より、会社から不本意な異動を通知され、大きなショックを受けたとのメールをいただいた。当日の返信は、「良いとこ探し」をしようという表現にとどめたが、こうしたショックは永く留めると身体に悪影響を及ぼすので、この場を借りてもう一言追伸したい。会社勤めの方には他人事ではなく、また世間一般でこうした事例は少なくなかろう。

ここ数年の私は大概そうなのであるが、こうした現代における困難な問題にも、古典あるいは先賢に問うことを基本としている。きょうは老子を尋ねてみた。現代語で述べれば、他人の評価を気にするな、自身の身体があってこそという行である。超訳本などという変なものが流行っているそうだが、簡にして素を本分としてあまり長舌はしない。

「故貴以身為天下、若可托天下。愛以身為天下、若可寄天下」この場合は天下となって為政者を語っているが、サラリーマンでも自営業でも農業でも一緒である。つまりは、天下を治めることよりも、我が身のことを大切にする人にこそ天下をまかせることができる。我が身のことをいたわるということが出来る人にこそ、天下をあずけることができるということである。

もちろん、仕事も大事だが、今回の人事をきっかえにまずは自らを心身ともに見つめなおしていただきたい。この文の前段には「寵辱若驚、貴大患若身」とある。他人の評価や財産を大切にしていつもびくびくしている。それらのものを大きな心配ごととして、自分の身体と同じように大切なものと考えているからだ、と。何が一番大事か。いま一度考え直して欲しい。さすれば、人事の不満も大したことではないと処理できる。

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主人略歴 

冲氣・自然健康会 はり・きゅう処「呑氣堂」
主人 進藤 一州 (鍼灸師)

山王中→秋田高→学習院大卒。
住友銀行(現三井住友銀行)、
米ブルームバーグなどで
外国為替のディーリングや記者に従事。
業務と並行し
H8年整体師の協会資格、
H19年はり師・きゅう師の国家資格取得。
H21年より故郷秋田にて治療院開設。

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