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2010年6月 4日 (金)

制すれば逃げ進歩なし、為替悠々207

「制すれば逃げ進歩なし、為替悠々207」

200社にも上ると言われる外為証拠金取引の規制に金融庁が乗り出すらしい。
大蔵省が「フリー」「フェアー」「グローバル」との名の下に外為法改正を行い創設された証拠金取引の制度であるが早くもその「フリー」「フェアー」「グローバル」の看板を
降ろすようだ。

 外為取引自体は歴史も古く、世界中いたるところで行われており、問題はない。オレオレ詐欺のような悪質な業者が出てきてトラブルを起こしているようだがそれと取引の性格とは異なるものだろう。 金融庁的な改革が現在行われている取引の性質や銀行が独占していた高額手数料の価格破壊を損ねるものとならないことを期待したい。さらにそれを管理する為の公的な業界団体を増やすだけに終わらないことも望みたい。日本の閉鎖性だけを示すものになればせっかくの業界が海外へ逃避しよう。
(追証というかマージンコールがあるということはリスク管理のための適切な親切な制度だ。日本の投資家の数々の不正を含めたリスク管理よりも時価会計にのっとっている仕組みだ。)
トラブルはどこにもつきものでそれを簡素に安価に解決する裁判所が必要なだけでこれは金融庁の問題でもないだろう。 「訴訟にさせず行政の裁量で終わる」ことをやめれば判例も積みあがり改善していこう。

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