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2010年6月 4日 (金)

為替証拠金、為替悠々206

「為替証拠金、為替悠々206」

何故為替証拠金取引にこれだけ多くの個人投資家が集まるのであろうか。(2002年頃)

1. 運用難

金利がゼロである以上。運用先を見つけなければならない。ペイオフも運用先多様化の一因である。 金が円ベースで暴騰しているが 今だかってない ペイオフがその上昇要因である。 デフレ期の金急騰(日本発)は珍しいが 紛れもない経済現象である。

2. 手数料が極めて安い

邦銀はドル円では今だ1円以上の手数料を取り、一日一回しか相場を立てない。証拠金取引は00銭から20銭程度で出来る。 邦銀のサービス向上は進んでいない。

3. 銀行間市場とほぼ同じ感覚で出来る。

この市場の流動性を供給しているのは邦銀ではなく 大手外銀であり外資証券である。

4. インフレは克服可能、デフレは克服不可能
 
   インフレ対策は金利を無限に上げれば良い。デフレ対策は0%と言う限界がある。それは為替で代替しなければならない。その雰囲気が個人投資家に伝わっている。個人の行動は相場の起点となる。 1989-1990年の銀行の利付き債券が9%以上になったワイドフィーバーで個人は買い捲り、株から債券へ乗り換えた。 株の暴落、金利の低下となった。長期信用銀行は運用できない高い資金調達をせざるを得なかった。郵便貯金も同様であったのだろう。身軽な個人は逃げ切り、法人は大量の不良債権を抱え込み現在に至っている。

5. 外貨預金より有利

 もし外貨預金をするなら 証拠金の方が有利である。
元本の10分の1程度で出来る。値上がれば利食えばよい。資金量は少なくてよい。下がっても証拠金を本来の元本まで次ぎ込んでいけばよいだけである。損をしたときのリスクは同じである。益が出たときは資金量が外貨預金よりわずかで済む。

6. 銀行の与信強化
 
  銀行の与信強化により銀行で外国為替取引を断られた法人が証拠金取引に参加するところがある。

7. 生活として

 インターネットの普及で情報、チャート等が簡単に無料で手に入るようになった。老後の楽しみとしての人もいるようだ。深く追求すれば知的な生活となる。学生の方もいらしゃった。うら若き女性も多くいたが面談できる機会はなかった。何故為替に興味をもたれるのか聞きたかった。

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